山手線の新駅と品川周辺の大規模開発⑥〜品川駅前開発と全体まとめ〜

品川駅前はこれから(品川西口地区、品川駅街区地区)

品川駅前や西口の高輪地区についても品川駅西口の駅前広場の再整備など、再開発が予定されています。

このあたりは、京急や西武ホールディングスなどがどういった開発をしていくかが大きな影響を及ぼすと考えられます。

京急は、品川駅周辺に約6万㎡の土地を保有し、京急品川駅やSHINAGAWA GOOSなどのホテル・オフィス・商業施設を運営しています。

西武ホールディングスは品川・高輪にプリンスホテル4件と、マンションなどを保有しています。

両社とも再開発を実施する意向は表明しているものの、具体的な内容までは発表されていません。

西武ホールディングスは、新駅の暫定開業の2020年までは既存の資産を活用し、2027年のリニア中央新幹線の開業をターゲットに再開発を進める予定のようです。

まとめ

国や都の主導のもと、以前から品川・田町エリアの開発計画は進んでいましたが、2027年のリニア中央新幹線の開通や2020年の東京オリンピックの開催、新駅の開業が決定し、民間も巻き込んでの計画がより具体的にスピーディーに進行しています。

2020年に暫定開業する山手線の新駅周辺は、新しいビルが8棟建ち並び、10万人が働く巨大な街になる予定です。

白金高輪へと続く泉岳寺方面と緑豊かな水辺の芝浦方面の行き来も便利になり大きな発展が予想されます。

また2027年にリニア中央新幹線も開業を迎え、それまで品川・田町エリアの開発は続いていきます。

リニア中央新幹線のターミナル駅であり、羽田にも近い品川エリアは、重要な交通拠点として機能してきます。

日本の玄関口としての役割も期待される品川駅前から新駅にかけては国際的な都市として東京、日本にとって非常に重要な役割を占める街となります。

品川・田町エリアの成長は約束されているも同然であり、大きな期待を寄せていいでしょう。

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