山手線の新駅と品川周辺の大規模開発②〜品川・田町周辺の将来像〜

国際化と環境の重視

630haという広大なエリアを対象している品川田町エリアの再開発。(詳しくは→前のコラムへ

今後、品川や田町の周辺は、どんな街になっていくのでしょうか。

周辺の家の相場価格や地価に与える影響もあり、気になるところです。
まちづくりガイドラインでは、品川・田町周辺の目指す将来像は次のように掲げられています。

国際化と環境ということがかなり重要視されているようです。

<将来像>

国内外のビジネスパーソンの活力にあふれる最も進んだビジネスのまち 

 ■世界の人々が集い交わる文化・知の交流のまち 

 ■世界に向けた次世代型の環境都市づくりを実現するまち 

3つのゾーン分け

まちづくりガイドラインは、東京ドーム約135個分という広大なエリアを対象にしています。

将来像を実現するため、大きく3つのゾーンに分けてまちづくりを考えていくようです。

<3つのゾーン>

文化と緑のゾーン(高輪側)

周辺地域と一体となった、緑や文化の魅力あふれる世界の人々をもてなす多様な機能を有する場

東西をつなぐ交流のゾーン

国内外から人が集い、国際的な業務等、多様な都市活動を展開する場

海と風のゾーン(芝浦港南側)

水辺空間等をいかした、潤いと安らぎのある良質な複合市街地

ここでも交通的な意味での交流とあわせて、国際的な交流というものが意識され、緑や海や風といった環境面を強く意識した内容になっています。

そして、その実現のために世界から人を集めるための企業や国際会議の誘致、住環境やホテル等の滞在環境の整備、景観や環境の整備、駅や道路、水路など交通の整備、防災機能の整備などを進めていくとされています。

>続き(山手線の新駅と品川周辺の大規模開発③〜どこが重点的に開発されるのか〜

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