家族構成の変化で今住んでいるマンションを売却し、さらに大きなマンションに引っ越したい、一戸建てに住み替えたい、もしくは勤務先の都合で家を手放して引っ越しをしなければいけない、などの事情はどんな人にも多かれ少なかれあることでしょう。
そういった場合、新築で購入したマンションでも当然ながら築年数にかかわらず中古扱いになります。
新築で購入した人は、その時点で資産の目減りを覚悟しなくてはいけません。
それでも可能ならば1万円でも高く売って、新しい住宅の購入資金にしたいところでしょう。そこで中古マンション・不動産を高く売却するためのコツやポイントが4つあります。
コツ1:多くの不動産会社に査定をしてもらう
不動産の価格は地価や築年数をもとに算出をします。
特にベースになるものは国土交通省が発表する公示価格や都道府県が発表をする基準地価です。
このようなベースがあるのでどこの不動産会社で売ろうとしても値段は変わらない、という人もいるかもしれません。
しかしそれは大きな誤りです。
まず不動産会社によりマンションが得意、店舗物件が得意、一戸建てが得意など取り扱う得意物件が異なります。
不動産は高額なだけに、お客さんとの出会いが一期一会ということもよくあります。
自分が売る物件に住む人間を想像し、そういった客層に強い不動産会社、またエリアに強い不動産会社がいれば価格は高くなってきます。
まずは多くの会社に査定額を聞いてみましょう。
コツ2:不動産会社をはさまない
結論から言うと、不動産会社に仲介を頼んだほうが無難です。しかし、仲介をしてもらうことが必ずしも必須ではありません。
不動産会社に売却を依頼すると、当然ですが仲介手数料が発生します。
3,000万円で売れた場合には、仲介手数料は約100万円になります。
もし自分で売り先を見つけられたらこの部分の費用がかかりませんので、利益が増えます。
なかなか個人の力で売り先を見つけるのは難しいという場合は多いですが、自分でネット上に広告を出す、サイトを出す、地元の新聞に広告を出すなどの方法が考えられます。
特にネットの力を活用すれば全国へアピールできるので、見つかる可能性もぐんと高まります。
ただし不動産会社の情報網はやはり非常に力が強いですし、煩わしい手続きをほとんど肩代わりしてもらえるので精神的、時間的な余裕が現れます。
売る相手のめどが立っている場合以外は、不動産会社に仲介を頼んだほうが無難でしょう。
仲介手数料は基本的には上限である物件価格の3%+6万円の不動産会社がほとんどですが、中にはそれよりも安い手数料にして薄利多売で利益を得ている不動産会社もいます。
この点もよく比較をしましょう。
コツ3:住んだときのイメージが出来るよう、写真にこだわる・内覧も歓迎する
個人や家族で住んでいた不動産を売却するのですから、それを欲しいと思う人も当然自分と同じような一人暮らしや家族になります。
そうなると購入者も高額な買い物だけに、慎重に検討をしたいという気持ちは自ずと理解できるでしょう。
物を買うときに決め手となる要素の一つに「そこに住んだときの、自分の幸福な生活が想像できる」というものがあります。
ガラーンとした何も置いていな部屋のほうが内覧時に部屋の様子がよくわかっていいと考える人もいるかもしれませんが、実際は間逆であり、清潔に保たれながらも家具、家電やインテリアが置いており、生活感がある部屋のほうが内覧者にとっては、自分の生活が想像しやすく、また実際に住んだら手狭だったということも防げるので、物が置いてあるほうが好まれます。
もちろん乱雑においてあるだけでしたらマイナスになるので、ホームクリーニングを入れ、雑誌などを参考にスタイリッシュにまとめてみましょう。
また水回りは交換しておけば、費用がかかってもリフォーム済みということで売却価格アップがねらえます。
さらに重要なのが内覧時にきちんと対応することです。
特に家族で家を買おうとする人はそこに長く住んで子育てをすることを考えるのですから、買い物などの利便性、学校や教育、公共施設、また近所の情報などを知りたがります。
ご近所、町内会などは不動産会社もなかなか知り得ない情報なので、売り主がきちんと説明をすれば、相手の印象も良くなり、購入意欲も高まります。
コツ4:具体的な不動産相場とその変動をこまめに確認し、適正な価格を知る
最後にもっとも重要なのは自分の家の適正な価格を知ることです。
その価格より下げない、時間が経てば下げるなど計画も立てられますし、クリーニングやリフォームをするのに掛けた費用を、どの程度上乗せできるかなどの算定も可能になります。
HowMaでは不動産価格の平均相場、価格の推移、そして実際の売買実績など売り主にとって必要な情報をすべてチェックすることが出来ます。
さらに自宅の詳細な条件を入力すれば、AIが推定価格を自動で算出してくれる機能までついています。
条件を入力し、AIが自動で査定価格を算出、周辺で過去にどんな取引があったかもワンクリックでチェックできます。
不動産相場マップで自宅の住所だけではなく、近隣の相場もチェックできます。
自宅情報を登録しておけば、価格の変動履歴も見られるので、是非一度活用をしてみてはいかがでしょうか。