正直不動産の世界にHowMaがあったら〜専属専任媒介契約よりも一般媒介契約〜

突然ですが、もしも不動産会社がお客様にとってデメリットとなることを平然としているとしたらどうしますか?

不動産業界を題材にした漫画「正直不動産」(作:大谷アキラ、原案:夏原武、脚本:水野光博)。原案はあの「クロサギ」シリーズの夏原武さんということもあって、業界の裏側にぐいぐい切り込んでいく大人気漫画です。

ドラマ化をきっかけに知った方も多いのではないでしょうか?2025年には空き家問題を取り上げた、スピンオフドラマ「正直不動産 ミネルヴァ SPECIAL」が放送されたり、2026年には映画化が予定されているなど今なお注目されている作品です。

https://www.asahi.com/articles/ASQ2T5V3RQ2SUCVL011.html

不動産業界の闇を曝け出す皮肉喜劇!!営業に必要なこと以外、客に見せも教えもしないーーそんな不動産業界に前代未聞の爆弾が、いま炸裂する!!登坂不動産のエース営業マン・永瀬財地は嘘を厭わぬ口八丁で売り上げNO.1を叩き出す凄腕だった。だが、とある地鎮祭で石碑を壊して以来、嘘が上手くつけなくなってしまった…!!千三つと言われる海千山千の不動産業界でかつての成績が一気に低下する中、永瀬は、嘘が上手くつけない正直営業で苦戦するが…!?不動産屋の裏側を全部ぶっちゃけちゃうニュー・ヒーロー、誕生。

引用 小学館:https://www.shogakukan.co.jp/books/09189700

正直不動産は筆者自身、とても大好きな作品です。今の会社に転職したとき、社長からの課題図書がこの漫画でした(笑)

不動産売買という、人生で一回経験するかしないかの流れを、漫画で勉強できるなんて素晴らしい時代でございます。正直不動産を読んでいて、いつも思っていることがあります。

「もしもこの世界にHowMaがあったら防げることがあるんじゃないか?」と。

この漫画では、登場人物の売り主、買い主が様々なトラブルに巻き込まれそうになります。主人公である永瀬の活躍で未然に防ぐこともありますが、弊社が提供しているHowMaというサービスがもしもこの世界線にあったなら、いくつかのトラブルを防げるのではないかと考えたのです。

今回ご紹介するのは、単行本第1巻の第3・4話で出てきた契約形態の話です。簡単な内容をお伝えします。

マンションの売却依頼で笹原夫妻が来社しました。金沢への転勤を機に、中野駅から徒歩5分のマンションを売りたいとのことです。主人公の永瀬は、「マンションを売却したいお客様は、不動産会社と最初に媒介契約を結ぶことが義務付けられています」と説明をします。

不動産会社の媒介契約には、「専属専任媒介契約」「専任媒介契約」「一般媒介契約」の3種類があります。「媒介」という言葉があまり聞き慣れないかもしれませんが、平たく言えば「どんな内容で売却活動をするか」を書面で明確にしておくことです。

さて話を戻しましょう。永瀬は「嘘がつけるなら、お勧めは専属専任媒介契約だ」と思いつつも、「お時間とお手間はよけいにかかりますが、複数の不動産会社と同契約を結び、より好条件な売却先を決めることができます」と、一般媒介契約を勧めます。

笠原夫妻も納得した様子で契約まであと一歩というところで顧客からの問い合わせ電話に呼び出された永瀬。その引き継ぎで笹原夫妻に応対した永瀬のライバルの桐山は、永瀬の言動を嘘だと否定します。

「ただ働きとなる一般媒介契約の物件は、優先順位の低い案件になります」「永瀬は、お客様の言い値で売る自信もなく、同僚に案件も譲りたくないので、一般媒介契約にして物件を塩漬けにし、他社に買い手を見つけてもらおうとしたのでは」と笹原夫妻に吹き込みます。

笹原夫妻はすっかり桐山を信じ込んでしまい、桐山と「専属専任媒介契約」を結んでしまいました。

専任媒介と一般媒介の違いについて詳しくは をご覧ください。

不動産会社にとって一番嬉しい取引は「両手取引」

不動産会社にとって一番嬉しい状況は、売り手・買い手、両方から手数料が入るときです。

不動産の取引では、売り手、買い手に不動産会社がつきます。素人同士で不動産という大きな資産を取引するのは、トラブル発生の観点から危険だからです。

通常は売り手、買い手の不動産会社は異なります。そして契約が成立したら、各々の不動産会社は自社のお客さんから手数料をもらいます。

もしも仲介する不動産会社が売り手も買い手も同じだったらどうなるのでしょうか?答えは売り手・買い手両方から手数料をもらうことができます。一回の取引で単純に自社の利益が倍になるのです。

全ての不動産会社とは言いませんが、両手取引を狙う不動産会社が多いのは事実としてあります。囲い込みを防ぐ方法や、最近の法改正については次の記事で詳しく解説しています。

売り主のデメリットとはなかなか買い手が見つかりにくいこと

さて、笹原夫妻には今後どんなことが起こるでしょうか?どんなデメリットがあるのでしょうか?

桐山は笹原夫妻の物件を両手取引にしたいと考えています。不動産会社の利益が倍になるだけで、実際に家を売ってくれれば問題ないし誰も損していない感じがしますよね。

ただ、この場合デメリットが生じる可能性があります。1社のみの販売活動のため、なかなか買い手が見つからないことです。

両手を成立させるには、自社だけで買い手を見つけなければいけません。通常、不動産売却では、売り主側の不動産会社はレインズに登録をして、広く買い主を探すことになります。それを自社で買い手が見つかるまで、(悪質なときには)他の不動産会社からの購入希望をはねつけることもあります。

例えば本来であれば1〜2ヶ月くらいで売れるクオリティーの物件であっても、募集をしているのがたった1社しかないのであれば、なかなか売れないということが発生します。

笹原夫妻は転勤というタイムリミットがあります。転勤までに売れないとなると、遠隔から不動産を売却することになり、大変な思いをするでしょう。

HowMaコラボ査定を使って問題解決

笠原夫妻は一体どのタイミングでHowMaを使っていればよかったのでしょう?そしてどんな使い方をしていればよかったのでしょう?

不動産会社に行く前に、まずはHowMaを使ってAI査定をします。するとHowMaマイページでAI査定額の変動履歴や、エリアの販売物件数推移など、市況を確認できます。

さらに「HowMaコラボ査定」という不動産会社に一括で査定依頼できる機能があります。コラボ査定を申し込んでいただければ今回のケースは防げたと思います。

私たちは3つの媒介契約の中でも、まずは一般媒介契約で売り出してみることをおすすめします。理由はシンプルで「実際に売却活動をするにあたり、売り主を見つけてくるルートは多い方が有利だから」です。

作中で桐山は「一般媒介契約」のデメリットについて、こう言っています。

「ただ働きとなる一般媒介契約の物件は、優先順位の低い案件になります」

しかし、会社選定を一発で決めるのはプロでも難しいものです。まず一般媒介で進めてみて、相性が良い担当者を見極めた上で、1社に絞り込んで専任媒介にするという方法が良いでしょう。

弊社のHowMaを使って売却成功した方のインタビューもぜひ併せてご覧ください。

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