突然ですが、もしも不動産会社がお客様にとってデメリットとなることを平然としているとしたらどうしますか?
不動産業界を題材にした漫画「正直不動産」(作:大谷アキラ、原案:夏原武、脚本:水野光博)。原案はあの「クロサギ」シリーズの夏原武さんということもあって、業界の裏側にぐいぐい切り込んでいく大人気漫画です。
ドラマ化されることが発表され、そこから知った方も多いのではないでしょうか?
不動産業界の闇を曝け出す皮肉喜劇!!
営業に必要なこと以外、客に見せも教えもしないーー
そんな不動産業界に前代未聞の爆弾が、いま炸裂する!!
登坂不動産のエース営業マン・永瀬財地は
嘘を厭わぬ口八丁で売り上げNO.1を叩き出す凄腕だった。
だが、とある地鎮祭で石碑を壊して以来、
嘘が上手くつけなくなってしまった…!!
千三つと言われる海千山千の不動産業界で
かつての成績が一気に低下する中、
永瀬は、嘘が上手くつけない正直営業で苦戦するが…!?
不動産屋の裏側を全部ぶっちゃけちゃうニュー・ヒーロー、誕生。
https://www.shogakukan.co.jp/books/09189700
正直不動産を読んでいていつも思っていることがあります。
「もしもこの世界にHowMaがあったら防げることがあるんじゃないか?」と。
この漫画では、登場人物の売り主、買い主が様々なトラブルに巻き込まれそうになります。主人公である永瀬の活躍で未然に防ぐこともありますが、弊社が提供しているHowMaというサービスがもしもこの世界線にあったなら、いくつかのトラブルを防げるのではないかと考えたのです。
「絶対売ります!」を信じてしまった石田さんは・・・
今回ご紹介するのは、単行本第5巻の第35・36話です。
簡単な内容をお伝えします。
マンションの売却依頼で石田さんが来社しました。次男に部屋を与えるために住み替えしたいという売却理由です。今すぐ訪問査定してほしいと、主人公の永瀬は物件を見に行きます。査定後、その足で購入検討しているマンションを見に行った石田さん。一発で気に入り、さっそく購入したい旨を永瀬に伝えます。
購入を急ぐため石田さんは売却もなる早でやってほしく、「1週間か、2週間か、1ヶ月もあれば見つかるだろ?」と言います。永瀬は嘘がつけなくなっているため、正直に「私の予測ですがあの物件なら2、3ヶ月で。ただ、断言はできません。」と言います。内心では、「1ヶ月あれば十分です」って、昔の俺なら言えるさ。あんたを逃さないためにな。でも、今は嘘が上手く言えねーんだよ。とつぶやきながら。
その態度に頼りなさを感じた石田さんは、他の不動産会社の話を聞いてから媒介契約を考えたいと帰っていきました。
1週間後、石田さんから永瀬に電話が入りました。
聞くと、登坂不動産ともう1社悩んでいるとのことです。
その会社は頼もしいことに「1ヶ月あれば必ず売ります」と断言してくれたそうです。会社の名前を聞くと、永瀬ら登坂不動産のライバルであるミネルヴァ不動産でした。この会社は度々この漫画に登場しますが、悪徳で法律すれすれの手法で自社だけが儲かればいいという会社です。
永瀬は因縁もあることから正直にミネルヴァ不動産が評判が良くないことを伝えると、実力でなく他社の悪口を言う永瀬を、石田さんは見損なってミネルヴァ不動産と専任媒介契約を結んでしまいました。
1ヶ月半後、石田さんが困った様子で来社されました。聞くと、ミネルヴァ不動産の口車に乗せられて
- 売却が決まる前に新居を購入してしまった
- 売却中の物件の売り出し価格を「この価格では売れない」と値下げさせられそうになっている
そうです。
元々は、今住んでいる物件を売却してローンを完済し、次の購入に充てようとしていたのに、ダブルローンになった上、売却価格も下げることになったら次男の学資保険を解約してもキャッシュアウトしてしまう、と青い顔になってしまいました。
根拠のない「自信あります!必ず売ります!」はアテにしない
今回、石田さんがやってしまった最大のミスはミネルヴァ不動産の「1ヶ月あれば必ず売ります!」を信じてしまったこと。
実は不動産業界で多い話です。通常、どんな業界でも、申し込む前には「実績」を見て判断することが多いと思います。営業マンはどうしても「自信あります!」と言い切る性質ですが、実際に実績があるとないとでは大違いですよね。
今回、石田さんはトリプル両手狙いをされており、囲い込みという手法を使って物件を塩漬けにされていました。買い手が見つかるまでダブルローン状態が続く悪夢のような状態です。
この後、永瀬の活躍により事なきを得ましたが、根拠のない「自信あります!」に乗せられて困ったことになる人は現実世界においても少なからずいます。
実績で選ぶ不動産売却機能で解決!
石田さんは一体どのタイミングでHowMaを使っていればよかったのでしょう?そしてどんな使い方をしていればよかったのでしょう?
先日リリースした、HowMaの新機能「実績で選ぶ不動産売却」を使って、情報の裏取りをしていれば、このような結果を防ぐことができました。
実績で選ぶ不動産売却とは?
コラビットが所有する全国の不動産会社約2万社の実績データを活用し、ユーザーが登録した物件と同じ条件(エリア・築年数・広さ)の物件の取り扱い(売り出し)実績件数が多い不動産会社を推奨します。今後は戸建て・土地も対応予定です。
https://www.how-ma.com/realtors/
実は今まで、取り扱い実績で不動産会社を探すというサービスは国内にありませんでした。そのため、家を売りたいと思ったら営業マンの「自信あります!必ず売ります!」を信じるしかなかったという状況があります。
石田さんのような方はスタンダードだったんですね。
もちろん、漫画の話は極端な例であり、ほとんどの営業マンは信頼のおける方です。
HowMaでは実績で選ぶという新しい軸を提案しています。
これをセカンドオピニオン的に使うもよし、この機能で知った不動産会社に連絡をするもよし、ぜひご活用いただき、石田さんのようにならないようにしてください。