複数の不動産会社へ一度に査定を依頼できる「不動産一括査定サイト」を知っていますか?
家の価値を調べるためには、不動産会社に査定(3ヶ月以内に売れるであろう予想価格の算出)を依頼します。しかし近所の不動産会社に1社1社に説明して回るのは、時間も手間もかかってしまいますね。そんな時に便利なのが、不動産一括査定サイトです。
特に、より良い条件で家を売りたい場合、内覧者を集める経路(不動産会社のツテや広告)は多ければ多いほど良いですよね。つまり、たくさんの不動産会社へ物件情報を一斉送信できる「不動産一括査定サイト」を使うことは、とても効率的なのです。
もし今すぐ売るつもりはなくても、セカンドオピニオンを聞いたり、相性の良い営業マンを見つけておくことは、将来必ず役に立ちます。
しかし「不動産一括査定サイト」で調べると、SUUMOや LIFULL HOME’Sなど数十種類も選択肢があり、選びきれないのが現状です。
そこで筆者が岡山市内にある祖父母宅の査定を依頼してみて、使い勝手の良かった一括査定サイトを紹介します。
さらに後半では、よくご利用者様からいただく質問と、その回答を解説します。
※本記事の情報は2024年4月26日時点の内容です。
私がチェックした18の観点
- 提携している不動産会社の数は?
- 提携している不動産会社の得意分野や特徴が確認できるか?
- 自分の希望・目的に合った不動産会社を選べるか?
- 自分の物件がある地域は対応しているか?大都市だけ?全国対応か?
- 対応している不動産の種類は?マンションだけ?土地や戸建ても?
- 匿名での査定依頼も可能か?
- 査定方法は机上査定だけか?訪問査定もあるか?
- 運営会社は信頼できるか?取引先企業に上場企業も含まれるのか?
- 累計利用者数は十分な数か?
- 悪い口コミの内容は?今は改善されている?
- サイトの使いやすさ・見やすさに対する評判は?
- 査定申込みの手順はシンプルか?
- 査定結果が出るスピードは遅すぎないか?(目安としてAI査定が1分、簡易査定が数日、訪問査定が1週間程度)
- 最新情報を得られる仕組みがあるか?
- 不動産の売却に関するノウハウや市場情報などを定期的に発信しているか?
- 査定後の売却サポート体制は十分か?
- 手残りシミュレーションツールはあるか?
- 困った時に相談できるサポート体制があるか?
- 1 実際に不動産査定サイトを比較
- 1.1 弊社のフェアな結論:目的別おすすめサイト
- 1.2 1. IESHILを使うメリットと特徴:首都圏に特化している
- 1.3 2. イエウールを使うメリットと特徴:不動産会社の選択画面で会社情報やスタッフの顔写真も確認できる
- 1.4 3. おうちクラベルを使うメリットと特徴:大都市部は片手仲介専門のSRE不動産にサポートしてもらえる
- 1.5 4. SUUMO不動産売却【一括査定】を使うメリットと特徴:不動産会社の選択画面で各社の売却実績などを確認できる
- 1.6 5. すまいValueを使うメリットと特徴:大手6社が運営する安心感
- 1.7 6. HOME4Uを使うメリットと特徴:幅広い不動産種別に対応し、地方にも強い
- 1.8 7. HowMaを使うメリットと特徴:AIの査定額の変動や市場の状況を確認してウリドキを見極められる
- 1.9 8. マンションナビを使うメリットと特徴:マンションを売るか貸すか判断できる
- 1.10 9. LIFULL HOME’Sを使うメリットと特徴:依頼したい全ての不動産会社に写真を6枚送信できる
- 1.11 10. リビンマッチを使うメリットと特徴
- 2 インターネットでできる家の査定について、よくある質問
- 2.1 Q1. AI査定ができるサイトは?AI査定って信用できる?
- 2.2 Q2. 査定依頼後のしつこい営業電話を回避する方法は?
- 2.3 Q3. これまで知らなかった会社に個人情報が渡るのが不安。本当に守られているか確認するには?
- 2.4 Q4. 無料の一括査定サイトはなぜ無料?後から費用を請求されないの?
- 2.5 Q5. 売却査定と買取査定の違いは何?
- 2.6 Q6. リフォームしたら価値は上がる?太陽光パネルがのっているから価値は高いよね?
- 2.7 Q7. 住宅ローンから解放される?残債が減ってから売るべき?
- 2.8 Q8. 査定結果をどう活用すればいいの?
- 2.9 Q9. 家査定の相場を予め知りたい。どうやって調べれば良い?
- 3 まとめ:査定サイトは得意分野が違う。なるべくたくさんのサイトを使って多くの査定をもらおう
実際に不動産査定サイトを比較
家の相場を知りたい、信頼できる不動産会社の担当者に巡り会いたい、より良い条件で家を売りたいという方のために、次の10社の比較結果をご紹介します。
- イエシル
- イエウール
- おうちクラベル
- スーモ
- すまいValue
- HOME4U
- HowMa
- マンションナビ
- LIFULL HOME’S
- リビンマッチ
先述した18項目のチェックリストに沿って比較しました。
提携企業数 | 不動産の種類 | 最大査定数 | 匿名査定の有無 | 対応エリア | 備考欄の有無 | 希望連絡日時 | 査定方法の指定 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
IESHIL | 非公開 | マンションのみ | 3社 | あり(マンション) | 東京・神奈川・埼玉・千葉 | ー | ー | ー |
イエウール | 2,300社 | マンション/戸建て/土地/一棟マンション・アパート/収益物件/一棟・区分ビル/店舗・工場・倉庫/農地 | 6社 | あり(戸建て) | 全国 | あり | 指定可 | なし |
おうちクラベル | 1,993社※ | マンション/土地/戸建て/一棟マンション・アパート | 15社 | なし(一括査定後にAI査定を利用可能) | 全国 | なし | なし | なし |
SUUMO不動産売却 | 2,000社 | マンション/戸建て/土地 | 10社 | なし | 全国 | あり | 時間帯選択可 | あり |
すまいValue | 6社(875店舗) | マンション/一戸建て/土地/マンション一棟/ビル一棟/アパート一棟 | 6社 | なし | 全国 | あり | なし | あり |
HOME4U | 2,300社 | マンション一室/戸建て/土地/ビル一室/店舗・事務所・倉庫/マンション一棟/アパート一棟/ビル一棟 | 6社 | なし | 全国 | なし | なし | あり |
HowMa | 6,463 ID | 戸建て/マンション/土地 | 6社 | あり | 全国 | あり | なし | あり |
マンションナビ | 2,500店舗 | マンションのみ | 9社 | あり(マンション) | 全国 | ー | ー | ー |
LIFULL HOME’S | 4,502社 | 一戸建て/土地/マンション一室/投資用区分マンション/投資用一棟マンション・アパート/倉庫・工場 | 10社 | あり(マンション) | 全国 | あり | あり | なし |
リビンマッチ | 1,700社 | 分譲マンション/戸建て/土地/その他 一棟アパート/一棟マンション/投資マンション(区分)/一棟ビル/区分所有ビル/店舗月戸建て/店舗・工場・倉庫/農地 | 6社 | なし | 全国 | なし | なし | なし |
※参考:2024/4/22時点の提携不動産会社一覧(https://realestate-od.jp/partner/)
弊社のフェアな結論:目的別おすすめサイト
結論として、物件オーナー様の目的別におすすめの家の価値を調べるサイトは次の通りです。
目的 | おすすめのサイト |
---|---|
マンションを売りたい場合 | IESHIL、マンションナビ、HowMa |
都心の場合 | おうちクラベル、すまいValue、HowMa |
地方都市の場合 | HOME4U、リビンマッチ、HowMa |
地方や、山林・農地の場合 | イエウール、SUUMO不動産売却 |
収益物件の場合 | イエウール、LIFULL HOME’S、リビンマッチ |
次に、10サイトそれぞれの特徴や、使ってみてよかった点などをご紹介します。
1. IESHILを使うメリットと特徴:首都圏に特化している
こういう人にお勧め:首都圏のマンションの売買や不動産投資を考えている人。
IESHILは東京・神奈川・千葉・埼玉の一都三県のマンションに特化したサービスです。
運営会社である株式会社リブセンスは東証スタンダード市場に上場しています。
今すぐ家を売りたいわけではない場合は、マンション名を入力するだけで、部屋毎に新築時価格や参考相場価格を確認できる機能があります。さらに2019年3月からの参考相場価格と、最大1年先までの将来予測価格が部屋ごとに分かります。
他社サービスと違ってマンションに特化することで、連絡先や物件の詳細情報の入力を求められず、マンション名の入力だけで相場がわかる点がとても便利です。さらに会員登録すると階数で絞り込んだり、周辺にある築年数の近いマンションの売買履歴を確認できます。
後述するLIFULL HOME’Sにも、地図上でマンションの参考価格を知ることができる「プライスマップ」というサービスを提供していますが、専有面積について上限150m²という制限があるため、IESHILの方がより多くの情報を収集できます。
IESHILの特徴は売買や不動産投資の不安を解消する面談型の無料アドバイスサービスがあることです。
不動産仲介経験10年以上のイエシルアドバイザーに相談でき、不動産会社の営業担当者(マネージャークラス)を最大3人紹介してくれます。さらに営業担当者にお断りを入れたい場合や、別の担当を紹介して欲しいなども相談に乗ってもらえるなど、手厚いサポートを受けながら売却活動を進めたい人にお勧めです。
累計利用者数は非公開ですが、アドバイザーへの累計相談数は5,400組以上います。
機能が魅力的なサービスのため、「対象エリアが首都圏に限定されている」など、エリア拡大への期待感が伺える口コミが多く見られました。
また、「AI査定の算出根拠がわからない」「査定金額が6〜7年前のままで、都心の価格高騰にまったく追いついていない」など、AI査定の精度に関する口コミもありました。価格根拠を知りたい場合や、近隣の最新事例を反映した査定価格を知りたい場合は、アドバイザーが紹介する不動産会社へ査定依頼した方が確実です。
サイトの使いやすさ・見やすさについては、「サイトがとにかく分かりやすい」「UXが最高」など、良い口コミが多数ありました。さらに査定申込みの手順はマンション名を入れて相場を知った後、チャットbotに従って入力するだけなので、シンプルで分かりやすいことが「査定までのスピードがとにかく速い」という高評価に繋がっています。
査定結果が出るスピードについても「申請してから結果をもらうまでの時間が短く、すぐに結果を知らせてくれた」という口コミがありました。
「イエシルコラム」では、不動産の売却に関するノウハウや市場情報などを定期的に発信しています。
2. イエウールを使うメリットと特徴:不動産会社の選択画面で会社情報やスタッフの顔写真も確認できる
こういう人にオススメ:収益物件や一棟、倉庫などの物件の価格を知りたい人
イエウールは、2023年4月に売却成立サポート件数が年間20万件を突破した実績のあるサービスです。ミカタ株式会社が2023年に調査した11社のうち、最も査定数が多いことからも人気が伺えます。
イエウールを運営している株式会社Speeeは、東証スタンダード市場に上場しています。
実際に査定を依頼してみて特によかった点は、希望連絡日時を細かく指定できるところです。宅配便のように、曜日と時間を細かく指定できるのはここだけでした。仕事や家庭の事情などで、連絡をもらうタイミングを絞りたい人にはおすすめです。
また一括査定というのは売却目的のサービスですが、イエウールは売りたい人だけでなく、その物件の購入希望者も使える設計です。
査定依頼するか迷っている方は、まず「提携不動産会社一覧」ページで、提携している不動産会社の所在地と得意分野・特徴が確認できます。また、イエウールと同じ会社が運営する「おうちの語り部」では、不動産会社の評判や口コミを確認できます。
今回調査した10サイトの中で、イエウールとSUUMO不動産売却、すまいValue、Home4Uは物件の所在地を入力するときに、郵便番号を入力してから、番地などを入れればいい点が、とても便利でした。
よくある一括査定サイトだと、県名を選択して、市町村名を選択して、町名を選択して、何丁目か選択して…というように、住所を一つひとつプルダウンで選択するので面倒です。しかも全て五十音順に並んでいることもあります。
さて、物件情報と、自分の連絡先を入力した後、査定依頼先の不動産会社が表示されます。私の祖父母宅は岡山市にあるのですが、査定依頼できるのは1社だけのようです。もしかすると地方はあまり得意ではないのかもしれません。
試しに更地にした場合を想定して、土地として査定依頼を進めてみると、2社表示されました。複数表示される場合は、自分が依頼したい会社だけを選択できます。
不動産会社の選択画面では、「詳細を見る」をクリックすると、会社情報やスタッフの顔写真も確認できます。岡山は地元ですが、不動産会社には詳しくない私にとって、アクセス情報やどんな担当者が在籍しているのかなど、雰囲気がわかるので安心感があるなと感じました。
複数のサイトに同じ情報をきちんと入れているか、確認したい私にとっては、入力した内容を確認できるところもいいなと思いました。
そして入力が終わるとチャット画面に遷移します。他のサイトと大きく違ったのが、査定結果が来た後に確認すべき項目を教えてくれることですね。もしかするとチャットの中で「一から教えて欲しい」を選んだからかもしれませんが、不動産売却初心者である私には、査定金額を知る前に、次のステップで何をやるべきかわかる点がいいなと思いました。
質問項目数は22項目でした。フォーム入力時に細かく要望を聞かれるので、複数の不動産会社に依頼する場合は、追加で説明しないといけないことが減っていいなと思いました。
また、全国の一戸建て対応の家査定シミュレーションというサービスを使うと、匿名での査定依頼も可能です。
「公式サイトにキャンセルの連絡先の記載がないので不親切」という口コミを見つけました。キャンセルの連絡先は、2024年4月現在でも公式サイト上では見つかりませんでした。ただし、査定依頼直後に受信する「【イエウール】査定依頼が完了しました(要保存)」というメールに、マイページのURLと査定結果が届く会社名と、株式会社Speeeの問い合わせ先メールアドレスが記載されています。
他にも、「机上査定できると書いてあったのに、実際は訪問査定じゃないと駄目だと言われ、査定を断られました」「机上査定のみと記入してるのに毎日のように訪問査定をさせてくれと電話がかかってくる。机上査定のみはほぼやらない、だったらなんで選べる項目作るの?」という口コミがいくつか見つかりました。
2024年4月に私が試した時には、机上査定と訪問査定を選択するような項目はなかったことから、口コミなどを受けて質問項目が見直されたのかもしれません。
サイトの使いやすさ・見やすさについては、「査定サイトの入力自体はわかりやすい」「ネットへの入力項目も少なく、入力方法も至って簡単です」など、シンプルで使いやすいという高評価の口コミが多数ありました。
また、「はじめての不動産売却お役立ちメディア「イエウール」」や株式会社Speeeが運営する別メディア「【専門家監修】不動産売却メディア「すまいステップ」」で、不動産の売却に関するノウハウや市場情報などを定期的に発信しています。
また、他の一括サイトと違い、マイページで査定依頼した会社一覧を確認したり、査定書を確認できる仕組みが便利なサービスでした。
3. おうちクラベルを使うメリットと特徴:大都市部は片手仲介専門のSRE不動産にサポートしてもらえる
こういう人にオススメ:大都市部のマンションやアパートのオーナー(一部屋でも、一棟でも対応可能)
2024年4月22日時点の提携不動産会社を数えたところ、提携している不動産会社の数は1,993社でした。全国に対応していますが、実際に査定してみると、首都圏や関西圏など主に大都市部を中心にサービスを展開していると感じました。
運営会社であるSREホールディングス(株)はソニーグループの企業で、2020年12月に東証一部市場へ上場、2022年4月に東証プライム市場へ市場変更しています。また、経済産業省と東京証券取引所が選ぶ「デジタルトランスフォーメーション(DX)銘柄2021」でグランプリを受賞しています。
SREホールディングスの不動産事業である、SRE不動産は片手仲介専門です。取り扱いエリア(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・大阪府・兵庫県・奈良県)の場合は、売り主の利益を優先した売却サポートをしてもらえる点も、おうちクラベルを使うメリットです。
査定依頼をするためには、20項目ほどの物件情報を不動産会社に渡す必要があります。入力していると「いつ終わるのだろう?」「あといくつ質問があるのだろう」と不安になってしまうので、入力画面の右下に75%などの進捗が出てくる点や、入力中のチャット画面に「あと3項目です」とカウントダウンが出てくる点がよかったです。
査定依頼先が並んでいる画面で、「店舗詳細を見る」をクリックすると、店舗のアクセスや得意分野などを確認できます。
ただし表示された全部の会社にチェックを入れないと、査定スタートボタンが活性化されない仕組みでした。
「入力項目が少なく、査定するのに情報が不足していないか?」という口コミがありましたが、入力項目は他社と同程度の22項目だったので、私は十分だと感じました。
また、「紹介社数が少ないという印象だった」という口コミを見つけましたが、私は今回使ってみて、提携している不動産会社は、地方・田舎よりも大都市部が多いのかなと感じています。ただ、先ほどの画像の通り、岡山市の4つの不動産会社が表示されているので、他のサイトが2〜3社だったことと比べると、十分だと思います。
サイトの使いやすさ・見やすさについては、「操作の分かりやすさが魅力的。操作も直感的なので機械の扱いが苦手でも、特に混乱することはないと思います」「入力項目が分かりやすくてよかった」「入力項目が少なくて良かった」など、とても高評価な口コミが多くみられました。
さらに査定申込みの手順についても「簡単に出来てとても良いと思いました」「特に不具合なくスムーズに進めることができた」という口コミなど、シンプルな点が評価されていました。
査定結果が出るスピードについては、「AIですぐに情報を入手することができたので最新の土地の価格を把握することができて助かりました」というように、一括査定後の、不動産会社からの回答を待っている間にAI査定できる点が評価されています。今回、私は岡山市内の戸建てを査定依頼したのですが、一部地方はAI査定が非対応でした。
「お役立ち情報」にて、不動産の売却に関するノウハウや市場情報などを定期的に発信しています。
電話対応はなく、メールでのサポート対応があります。また、グループ企業であるSRE不動産に査定を依頼した場合、専門のエージェント(代理人)が不動産に関するコンサルティングを行う「エージェント制度」があり、より手厚いフォローを受けられます。
4. SUUMO不動産売却【一括査定】を使うメリットと特徴:不動産会社の選択画面で各社の売却実績などを確認できる
こういう人にオススメ:地方の物件を持っている人
CMや賃貸などでもお馴染みのSUUMOに、親近感や安心感がある方も多いかもしれません。運営会社である株式会社リクルートは東京証券取引所プライム市場に上場しています。
提携している不動産会社は2,000社で、全国のマンション・戸建て・土地に対応しています。
実際に使ってみると入力項目19項目と、他と比べると少なく、チャット形式なので入力しやすく感じました。
岡山市の場合、3社の不動産会社が表示されたので、他のサイトと比べても地方に強い印象があります。下図のように、不動産会社の選択画面で各社の売却実績などを確認できるのはSUUMOだけです。
また他のサイトに比べてよかった点は、物件情報と自分の連絡先どちらも郵便番号による住所自動入力機能があることです。
さらに住所の番地に全角数字と半角数字が混ざっていても(画像左側の半角「3-」と全角「6−1」の部分)、エラーが表示されず許容してくれます。画像右側で、土地面積の入力欄に全角で「320」と入力すると「半角数字で入力してください」というエラーが出たものの、次の質問に移動したら自動で半角数字に変換してくれました。入力し直す手間が要らないところも良いですね!
もし入力に困った時は電話サポートも利用できます。(土日祝も対応)
ミカタ株式会社が2023年に調査した11サイトのうち最もキャンセル率が低かったことからも、本気で家を売りたい人に評価されています。(調査期間:2023年1月4日~2023年12月28日)
ただし「電話番号登録が任意」という情報を見かけましたが、連絡先として他のサイトと同様に必須入力でした。
また、「すまいの売却ガイド」で不動産の売却に関するノウハウや市場情報などを定期的に発信しています。
5. すまいValueを使うメリットと特徴:大手6社が運営する安心感
こんな人におすすめ:大都市部に不動産を持っているオーナー。大手のほうが信頼感がある、大手のサポートを受けたいという方
すまいValueは、不動産業界を牽引する次の大手6社が運営しています。
- 小田急不動産株式会社
- 住友不動産販売株式会社
- 東急リバブル株式会社
- 野村不動産ソリューションズ株式会社
- 三井不動産リアルティ株式会社
- 三菱地所ハウスネット株式会社
特徴としては上記6社(875店舗)だけの少数精鋭なことです。各社の得意分野については、「すまいValueが選ばれる理由」ページから、それぞれの特徴や事業内容とともに確認できます。
さらに対応している不動産の種類が、マンション/一戸建て/土地/マンション一棟/ビル一棟/アパート一棟と広いです。
他のサイトと比べてよかった点は、郵便番号から進められるタブがあり、物件の所在地の入力がスムーズな点です。
ただし全国対応と記載がありますが、
- 都心から1時間の土地査定をお願いしたところ 対応してくれたのは1社だけ
- 査定スタートボタンを押そうとしたら、すまいValue運営各社の営業エリア外だと表示された
- 加盟しているすべての会社が査定してくれるわけではない
- 査定してもらう地域によっては、6社へ依頼ができない場合があるようなので、そこは残念でした(私の場合は、4社へしか依頼ができませんでした)。
などの口コミがありました。
今回私が岡山市の祖父母宅を査定してみると、2社しか依頼先が表示されなかったことからも、大都市部に注力しているのではないかと感じました。
サイトの使いやすさ・見やすさについては、「必要事項を入力してクリックするだけで、短時間で自宅の見積もり結果を知ることができた」という口コミがありました。私も査定申込みの手順はシンプルでわかりやすかったと思います。
「不動産売却・一括査定のすまいValueマガジン」にて、不動産の売却に関するノウハウや市場情報などを定期的に発信しています。
6. HOME4Uを使うメリットと特徴:幅広い不動産種別に対応し、地方にも強い
こんな人におすすめ:ビル・店舗・マンション一棟などのオーナー、地方の不動産を持っている人
HOME4UはNTTデータグループで100%子会社のNTTデータ・スマートソーシングが運営しています。月間サイト訪問者数100万人、売却査定数累計55万件(2023年11月現在)の老舗サイトです。
特徴的な点は、査定依頼後に査定依頼No.が表示されるので、困った時に照会しやすい点です。そして土地活用の相談や、不動産会社選びで押さえておきたいポイントの解説、「早く売るためのスピード売却術」という資料ダウンロードなど、コンテンツが豊富な点も魅力的です。
HOME4Uも、イエウールとSUUMO不動産売却、すまいValueと同様に、物件の所在地を入力するときに、郵便番号を入力から進められます。
また、他のサイトと比較すると、取り扱っている物件種別が最も豊富です。マンション一室/戸建て/土地/ビル一室/店舗・事務所・倉庫/マンション一棟/アパート一棟/ビル一棟など、幅広く対応しています。
さらにSUUMOと同じように、住所や電話番号に全角と半角が混じっていても、自動で半角に変換されるので、エラーにならない点がストレスなくよかったです。
「入力自体も簡単で手間を感じることがありません」「シンプルで分かりやすく操作性が高い」などの口コミが多いので、とても評価が高いと思います。
一方、「利用出来る不動産屋さんがちょっと少ない気がしました」という意見も見つかりましたが、他のサイトと比較するとこのような口コミが少ないです。私は岡山市で4社に査定依頼ができたので、比較的地方には強いのかもしれません。
利用者が気軽に相談できるユーザーサポートセンターを設けているので、困ったときにも安心です。
「専門家コラム」で不動産の売却に関するノウハウや市場情報などを定期的に発信しています。気になる方はご覧ください。
7. HowMaを使うメリットと特徴:AIの査定額の変動や市場の状況を確認してウリドキを見極められる
こんな人におすすめ:戸建てやマンションを売るか迷っていて、まずは家の価値を知りたい人
HowMaはコラビットが運営する一括査定サイトです。AI査定サービスを日本で初めて提供した企業で、大手から地元密着型まで、なんと35,850社の不動産会社と提携しています。
非上場企業ではあるものの、大手不動産企業や金融機関などとの取引をしているので信頼できると言えます。
2024年4月22日現在、74,744人が利用しています。
確実に売れる安全価格と高く売れる可能性があるチャレンジ価格といった2つの価格をみながら売り出し時に値付けができる「コラボ査定」、完全にオンラインで不動産を売却できる「オンライン売却」、匿名で45秒後には査定結果が確認できる「AI査定」などのサービスを提供しています。
HowMaは、まず最初に物件情報について10項目入力すると「AI査定」の価格を確認でき、その後さらに物件の状況や連絡先など9項目を入力する「コラボ査定」で不動産会社に査定依頼ができます。
今回10サイトを使った中で、査定依頼先候補が岡山市で6社以上表示されたのは、HowMaだけでした。最大6社に依頼できるので、表示された7社の中から他のサイトで依頼していなかった会社を選択しました。
多くの不動産会社とつながれるので、売れる可能性が上がりますね!
人生に何度も経験しない大きな金額が動くので、不安で寝れないこともあるかもしれません。
そんな時に、不動産会社とのやり取りのコツや、値付けの考え方、売却にあたっての準備などを中立的な立場からフォローしてくれる相談相手がいると、とても心強いです。大手の不動産会社にいた担当者にチャットで気軽に質問できるので、試しに活用してみてください。
実際に利用者の方にインタビューすると、
- AI査定金額と不動産のプロの査定金額を参考に現実的な価格戦略をたてられたので、不動産会社の提案よりも高く売れました。(30代女性)
- HowMaスタッフの渡邉さんは元々大手の不動産会社にいたとのことで業界の裏事情やHowMaのサービスの良し悪しを包み隠さず話してくれて好感が持て、セカンドオピニオン的に相談に乗ってもらいました。(40代男性)
- HowMaでなければ知り合うことのない不動産会社や、大手から独立された方などもおり、提案や動きが非常に良かった。ネームバリューのある大きな会社だから良くやってくれるわけではないと感じた。(40代男性)
という声をよく聞きます。
また、AIを使ったデータ分析が得意な企業が運営しているため、その地域の販売状況や価格変動をメールでお知らせします。今すぐ売るつもりがない人でも、株価のように資産価値を常に確認できて好評です。
「HowMaは、AIの査定額の変動や市場の状況を定期的に確認できるのが良いです。こういったものは自分から情報を取りに行けないので、マイページ内で見られるのは、他のサービスではないところだと思っています」(30代男性)という意見もあります。
さらにマイページでは、下図のようなAI査定額の変動履歴グラフや、近所の家がどのくらいの価格で販売されているか、建物の広さ・築年数・駅からの距離といった条件でどのくらい金額が変わるのかなども確認できます。
これらの情報からウリドキを見極めたり、納得のいく値付けが可能です。
8. マンションナビを使うメリットと特徴:マンションを売るか貸すか判断できる
こんな人におすすめ:資産価値を確かめてからマンションを売るか、賃貸にするか迷っている人
マンションナビは、マンションリサーチ株式会社が運営する、マンションに特化した一括査定サイトです。マンションの一括査定サイトには、大都市部に注力しているサイトも多い中、日本全国の2500社以上の不動産会社と提携しています。
また、同時査定数が最大6社の査定サイトが多い中で、最大9社(売買6社+賃貸3社)に査定依頼できます。9社に依頼できるサイトは珍しく、しかも賃貸査定で売却以外の選択肢も検討できるのが強みです。
他にも、中古マンション簡易査定シミュレーション(売却相場自動計算システム)を使うと、物件情報のみでAI査定ができます。
さらに、無料会員登録をすることで、部屋の面積や階数・方位を変更してより正確な価格相場を確認できます。他にも、マンションがある市町村とエリアの最新売買データを収集したり、過去の売却相場推移や販売価格履歴を調べたりできます。
今すぐ物件を手放すか迷っている場合は、マンション売却シミュレーターを使えば、売却益はいくらか計算できます。
これらのデータを自分で分析し、最適なマンション売却のタイミングを見極めることができます。
そして売却に進みたい場合は、同マンションの販売事例や、近隣の条件が近いマンションの販売事例が一目でわかる査定書を受け取れます。
マンションの購入や売却には住み替えがついてまわります。オンラインMTGで住み替えサポートをしてくれるサービスもあるので、初めての住み替えでも安心して進められます。
9. LIFULL HOME’Sを使うメリットと特徴:依頼したい全ての不動産会社に写真を6枚送信できる
こんな人におすすめ:不動産投資をしている人
LIFULL HOME’Sを運営する、株式会社LIFULLは東証プライム上場企業です。そしてCMでもお馴染みのSUUMOよりも提携不動産会社数が多く、4,502社もあるので、地方に物件がある方でも複数の企業に査定依頼が可能です。
今回、私が岡山市の物件で査定依頼をしたところ、3社の不動産会社が表示されました。「会社情報を見る」をクリックすると、強みや得意分野を確認できます。地域密着で30年以上続いている会社が多いのは心強いですね。
最も特徴的だと思ったのは、査定依頼時に、不動産会社に写真を最大6枚と、その写真の説明メッセージ)送信できることです。通常、訪問査定で、家の状態を確認するのですが、査定依頼時に不動産会社へ一斉に家の現状を伝えられる点はとても魅力的です。
ミカタ株式会社が2023年に調査した11社のうち、最も訪問査定率が高かったため、本気で売りたい人に選ばれているサイトだと思います。
入力欄では、任意で住宅ローン残高や売却希望価格、優先する連絡方法(電話/メール/郵送)を不動産会社に伝えられる点も他のサイトと違いました。
少し入力項目が多く感じるかもしれませんが、不動産会社からよく聞かれる質問なので、事前に伝えられるのは便利だと思います。
LIFULL HOME’Sでは地図上でマンションの参考価格を知ることができる「プライスマップ」というサービスを提供しているので、マンションの場合は匿名で価格を知ることができます。
他にも、今すぐ不動産を売りたいわけではないけど、どのくらいの価値があるかだけ知りたいという人には、「匿名で概算価格を知れるサービス」もあります。
「査定結果が出ない会社がある」という口コミも見かけましたが、私が試した時には、全ての会社から査定価格を提示いただけました。
「よくわかる!不動産売却」にて、不動産の売却に関するノウハウや市場情報などを定期的に発信しています。
10. リビンマッチを使うメリットと特徴
こんな人におすすめ:リースバック物件を売りたい人、安くても早く売りたいので買取も検討している人
リビンマッチは査定できる物件種別が、豊富です。分譲マンション/戸建て/土地/その他 一棟アパート/一棟マンション/投資マンション(区分)/一棟ビル/区分所有ビル/店舗月戸建て/店舗・工場・倉庫/農地など、幅広く対応しています。
リビンマッチを運営する、リビン・テクノロジーズ株式会社は東証グロース市場に上場しています。そして年間12万件の査定依頼・資料請求の実績があります。
株式会社マーケティングアンドアソシエイツ 2023年9月19日-20日の調査によると、不動産査定サイトの中で「認知度」や「使ってみたい査定サイト」でNO.1に輝いたそうです。
実際に使ってみると、入力項目とは直接関係ないですが、今の気持ちとか聞いてくれたり、チャット中にスタンプで励ましをしてくれるところが、他のサイトとは大きく違いました。
無機質な入力画面や、淡々と質問項目が並ぶチャットbotに比べると、営業担当者とSNSで会話している感覚になり、親近感や期待感が高まります。今までやってきた中で、1番やり取りが短く感じられました。
使いやすさについて、「アプリで近隣相場を調べられるので便利」「査定の申込方法がシンプルで、使いやすい印象を受けました」「実際利用してみると、手続きは意外と簡単」「サービス自体はわかりやすく使い勝手もよかった」など高評価が多くみられました。
「田舎の方で扱ってくれる会社は1社くらいしかないだろうと思ったら複数あった」という口コミがありました。岡山市で一括査定をすると査定依頼先が4社表示されたので、私も地方に強いサイトだと感じました。
また、「不動産売却コラム」で不動産の売却に関するノウハウや市場情報などを定期的に発信しています。
インターネットでできる家の査定について、よくある質問
Q1. AI査定ができるサイトは?AI査定って信用できる?
誰にも知られず、物件の概要情報を入力をするだけで家の概算価値を算出できるAI査定という仕組みがあります。
AI査定は、過去の成約事例を元に機械学習で価値を推定しているため、計算の過程はブラックボックス化しています。そのため、価格の根拠が明確にわかりません。
例えばHowMaの場合、1億件を超える不動産取引データと不動産鑑定士の知見に基づいて開発したAIによって、ご登録いただいた物件価格を推定しています。
その物件がある地域事情に精通した不動産会社の査定は、独自データや経験に基づいた価格調整や、物件の個性やリフォームなどの状態を人の目で見て価格を算出できますが、現地に行けないAIでは個別事情の考慮が難しいです。
しかし不動産会社に依頼した場合でも、その会社が得意ではないエリアや、得意ではない物件種別であれば精度は低くなってしまうので、目安としてAI査定を信用できると言えます。
家の価値を大まかに知りたい場合にはAI査定はとても便利ですが、実際に売り出す時は、家の状態を価格に反映できる不動産会社に査定依頼することをお勧めします。
Q2. 査定依頼後のしつこい営業電話を回避する方法は?
最初の営業電話でよく聞かれることは、次の10の情報です。
- 問い合わせした人が実在しているのかの確認
- 売却を検討している理由や背景
- いつまでに売却したいと考えているか
- 売却価格の希望や条件(住宅ローンの残高や、次の家の購入金額など)はあるか
- リフォームや修繕の履歴
- ペットを飼っているか
- 売却に関する不安や疑問点がないか
- 物件の現況を確認するための現地調査の希望日時
- 売却を進める上で必要な書類の確認
- 他社の査定状況や売却活動の進捗状況
もし査定依頼するときに、自由項目欄があれば、これらの情報を予め伝えておくと良いでしょう。また連絡を受けやすい日時を伝えておくと考慮してもらえるかもしれません。
Q3. これまで知らなかった会社に個人情報が渡るのが不安。本当に守られているか確認するには?
不動産会社は通常、個人情報管理の仕組みを整えて管理できている企業かどうかは、プライバシーマーク制度を導入している企業かで判断できます。
不動産会社名で検索すると、会社概要ページや、プライバシーポリシーページ、個人情報管理方針ページで、個人情報管理への取り組みを確認できます。
また、物件オーナーから不動産会社に個人情報の削除を依頼すれば、応じる必要があります。売却を終えた後などには、個人情報の削除を依頼しましょう。
Q4. 無料の一括査定サイトはなぜ無料?後から費用を請求されないの?
不動産の査定は、不動産会社にとっては営業活動の一つで、売上は仲介手数料です。
仲介手数料が発生するタイミングは、売り手と買い手が売買契約を結び、売却代金を受け取った後です。仲介手数料は売却金額の3%+6万円が上限と法律で決まっています。
そのため、不動産会社に査定を依頼しても費用は請求されません。
Q5. 売却査定と買取査定の違いは何?
不動産会社によっては、売却の場合の価格と、買取の価格の2つを提示してくれる場合があります。
大きな違いは次の通りです。
- 売却査定:一般の買い手が3ヶ月以内に買ってくれる予想価格
- 買取査定:査定した不動産会社が買い取る場合の価格。不動産会社は買取後に、買い手がつきやすいように修繕してから再販する。売却査定の8割程度になる場合が多い。
できるだけ早く売却したい場合は、買取にも対応している不動産会社に査定依頼をするといいでしょう。
Q6. リフォームしたら価値は上がる?太陽光パネルがのっているから価値は高いよね?
不動産の価値を左右する要因は4つあります。
- 建物の状態:建物の築年数や設備、間取りなど
- 土地の状態:土地の形状や接道状況、権利関係、立地や交通アクセスなど
- 一般的要因:社会情勢、国内外の経済状況、自然要因
- 地域要因:景観、街並み、治安などの環境の良しあし
リフォームの内容にもよりますが、リフォームで建物の状態が改善した場合は価格が上がる可能性もあります。例えば、老朽化した外壁を直したり、水回りの設備を修繕したり、断熱効果のある二重窓を取り入れるなどです。
しかし一般的に受け入れられづらい「赤いキッチンを導入した」場合などは、あまり価格に良い影響を与えないかもしれません。
また、太陽光パネルが新しく発電効率が落ちていない場合は価格にプラスされる可能性もありますが、10年以上使用している場合はメンテナンスにかかる費用を考慮するので大きくプラスにはなりません。
Q7. 住宅ローンから解放される?残債が減ってから売るべき?
HowMaのマイページでは、手残り予想金額を確認できる、シミュレーションツールがあります。住宅ローンの情報を入力して、いつ売るべきか考えてみてください。
AI査定金額は、今の価値と減価償却の考え方を用いて算出しています。手残り金額がプラスになるか大まかに確認した上で、詳細は不動産会社に相談してみると良いかもしれません。
Q8. 査定結果をどう活用すればいいの?
不動産会社に査定を依頼した後は、次の3つを検討してください。
- 売却価格の目安として参考にする
- 買い替えや住み替えの計画を立てる
- リフォームや修繕が必要か検討する
もし売却を進めたい場合は、それぞれの不動産会社に価格の根拠を確認し、自分の目的に合っている会社と媒介契約を結びます。
この時、1社だけに絞って媒介契約を結ぶと、内覧希望者に会える確率が下がってしまいます。できるだけ多くの不動産会社と繋がりを持つことをお勧めします。
Q9. 家査定の相場を予め知りたい。どうやって調べれば良い?
相場を調べるためには、次の2つのサイトが便利です。
- 国土交通省が運営する不動産情報ライブラリ(旧・土地総合情報システム)の「 土地取引価格の概況」
- 国土交通大臣指定の不動産流通機構が運営・管理している不動産流通標準情報システム「REINS Market Information」
他にも、SUUMOやathomeなどの民間の不動産ポータルサイト、インターネット広告や新聞折込チラシなども参考になります。
まとめ:査定サイトは得意分野が違う。なるべくたくさんのサイトを使って多くの査定をもらおう
これまで、弊社の査定サイトの利用者様にインタビューしたところ、次のような思い込みがある方が多いとわかりました。
- たくさんの不動産会社に依頼するのは気が引けるから、2-3社に絞って査定依頼した
- 「電話がかかってくるのが面倒だ」と聞いたので、1社だけに査定を依頼した
- 高く売りたいので、1番高い査定を出してくれた会社だけを選んで媒介契約を結んだ
- 専任媒介契約を不動産会社と結んだら、他の不動産会社に相談するのも禁止されている
しかし、専任契約・専属契約を取り付けた不動産会社の「言いなりにならないこと」が賢く不動産会社と取引する上で重要です。
あなたがなぜ査定サイトを使おうと思ったのか、目的を思い出してください。
早く売りたい・より高く売りたいからではないですか?
「対応するのが面倒」だという自分のコストを優先するよりも、高く買ってくれる買い手とつながるために、アプローチできる経路は増やすべきだと思います。
つまり、より多くの不動産会社とつながれば、より良い買い手と巡り会える可能性が自然と上がります。
今回ご紹介した通り、不動産一括査定サイトの中には、使い勝手が良く魅力的なサービスが多くあります。ぜひHowMaも活用して内見者を増やし、良い条件で売れる下地を整えてください。