「今年こそは夢のマイホームを手に入れたい!」という気持ちをモチベーションに日々頑張っている人も多いのではないでしょうか。
特に横浜市は東京都心へのアクセスの良さと、多くの再開発が進行中であることから、不動産相場にも注目が集まっています。
マンションは戸建てに比べて価格の相場を掴みやすいので、まずはおおよその相場感を把握してみましょう。
今回はそんな横浜市内における中古マンションの相場価格をエリアごとにまとめました。
もし住み替えで現在の家を売却する場合は、HowMaコラボ査定で適正価格を把握することをお勧めします。
横浜市内の18区の平均価格ランキング(集計期間:2023年1~12月)
神奈川県全体での中古マンション平均価格は築10年・建物面積70m²で4,800万円です。
府庁所在地の横浜市の平均が4,980万、横浜市以外の平均は4,680万でした。
政令指定都市では、区ごとの特色があるので、それぞれの区で建物面積70m²の築年数別の平均価格も見てみましょう!
なお相場価格の算出にあたっては、AI査定「HowMa」を活用しています。
※集計の関係で、件数が30件未満の区を除外しています。そのため中古マンションの取引事例が少ない瀬谷区が含まれていません。ご了承ください。
区の名前 | 築年数10年 | 築年数20年 | 築年数30年 | 築年数40年 | 築年数50年 |
---|---|---|---|---|---|
西区 | 8,180万 | 5,680万 | 4,980万 | 3,890万 | |
中区 | 6,180万 | 4,980万 | 4,680万 | 3,680万 | 2,780万 |
神奈川区 | 5,290万 | 4,780万 | 4,000万 | 2,980万 | 2,580万 |
青葉区 | 5,480万 | 4,680万 | 3,890万 | 3,135万 | 2,580万 |
港北区 | 5,500万 | 4,580万 | 4,180万 | 3,380万 | 3,180万 |
都筑区 | 4,880万 | 4,440万 | 4,480万 | ||
鶴見区 | 4,430万 | 3,990万 | 3,400万 | 2,620万 | 2,580万 |
南区 | 4,580万 | 3,980万 | 3,685万 | 2,340万 | 1,780万 |
緑区 | 4,490万 | 3,580万 | 3,280万 | 2,190万 | 1,740万 |
泉区 | 3,480万 | 2,890万 | |||
戸塚区 | 4,180万 | 3,475万 | 2,590万 | 1,984万 | 1,695万 |
港南区 | 4,730万 | 3,385万 | 2,980万 | 2,080万 | 1,895万 |
磯子区 | 4,390万 | 3,335万 | 2,839万 | 2,280万 | 1,999万 |
栄区 | 3,280万 | 2,890万 | 2,450万 | 2,330万 | |
保土ケ谷区 | 4,785万 | 3,125万 | 2,890万 | 2,175万 | 1,895万 |
旭区 | 3,380万 | 3,085万 | 2,690万 | 2,320万 | 1,890万 |
金沢区 | 3,565万 | 2,798万 | 2,498万 | 2,200万 | 1,980万 |
では、面積によってどう変わるのでしょうか?
それぞれの区で築年数10年の建物面積別数別の平均価格も見てみましょう!
※集計の関係で、件数が30件未満の区を除外しています。そのため中古マンションの取引事例が少ない栄区、泉区、瀬谷区が含まれていません。ご了承ください。
区の名前 | 30平米 | 50平米 | 70平米 | 90平米 |
---|---|---|---|---|
西区 | 2,280万 | 4,930万 | 8,180万 | 13,500万 |
中区 | 2,480万 | 4,680万 | 6,180万 | 9,580万 |
港北区 | 2,540万 | 3,990万 | 5,500万 | 6,280万 |
青葉区 | 5,480万 | 6,320万 | ||
神奈川区 | 2,380万 | 4,348万 | 5,290万 | 7,805万 |
都筑区 | 4,880万 | 6,230万 | ||
保土ケ谷区 | 4,785万 | |||
港南区 | 4,730万 | |||
南区 | 2,090万 | 4,580万 | ||
緑区 | 4,490万 | |||
鶴見区 | 3,750万 | 4,430万 | 4,539万 | |
磯子区 | 4,390万 | 4,960万 | ||
戸塚区 | 4,180万 | 4,480万 | ||
金沢区 | 3,565万 | |||
旭区 | 3,380万 |
西区の特徴:横浜駅を含む商業が活発で、人口が増加中のエリア
「SUUMO住みたい街ランキング2024 首都圏版」で4年連続1位を獲得している「横浜駅」を有するのが西区です。
面積(7.03㎢)・人口(2024年3月31日現在10万5,221人)ともに18区中最も小規模ですが、開港以来の歴史と下町情緒を残した地域と、横浜駅周辺地区やみなとみらい21地区などの都心部が共存した区です。
しかし2020年を基準時点とし、2050年までの各年の推計を行った都道府県・市区町村別の男女・年齢(5歳)階級別将来推計人口-『日本の地域別将来推計人口』(令和5(2023)年推計)によると、西区の人口は、今後も2045年までは増加し続けることが予想されます。
また、生産年齢の転入人口が多いため、65歳以上の人口の割合は、横浜市全体の割合24.9%と比べて、西区は19.5%(18区中17位)と低い傾向にあります。
横浜駅周辺地区やみなとみらい21地区は首都圏有数の商業地域で、事業所の従業員数は18区の中で最も多いです。国際会議や大規模イベント等が数多く開催されているエリアです。
横浜みなとみらいホールをはじめ、中央図書館、横浜能楽堂、県立図書館、県立音楽堂、みなとみらい21地区や横浜駅周辺地区の各種ホール等、文化・芸術施設が数多く整備されて住みやすい地域です。
- 横浜駅が存在するのが西区のため、ターミナル駅である横浜駅が徒歩圏内。 横浜駅は東京都内(八王子)、横須賀、熱海方面など各地方に繋がっているので利便性が高い。 横浜駅前と聞くとかなり繫華街のイメージだが、1駅離れれば住宅街がひろがっており、そこまでうるさくない。
- 交通の利便性が良い。相鉄線の平沼橋駅、ブルーラインの高島町駅、京急の戸部駅(1駅で横浜駅、徒歩だと15分で行けます)の3駅を利用可能です。 飲み屋街が少なく、どちらかというと住宅街で治安は良いです。
- 繁華街が近いので、飲食店には困りません。また大きなターミナル駅である横浜駅から徒歩圏でありながら単身者用マンションの家賃は意外に安く、どこに行くにも動きやすい。飛行機(羽田へリムジンバス1本)や新幹線(新横浜もしくは品川へ1本)も利用しやすい。
- とても静かで車の通りも少ない。また昔ながらの商店街があって、戸部駅は賑やかな横浜から1駅しか離れてないけど、のどかな雰囲気がある。
中区の特徴:行政・観光地が集まっていて、交通の便が良いエリア
横浜18区のなかでも海側に位置し、行政の中心的エリアとなっているのが「中区」です。
中区の人口は15万4,072人(2024年3月31日現在)で、区域面積は21.74k㎡です。面積は市内で最も小さな西区の7k㎡の約3倍の広さです。しかし人口密度は約7,087人と市内2位の西区(約14,967人)と比べると、多くありません。
中区の北部は平地のため、官公庁街・ビジネス街・繁華街が多く集まる、横浜の中心エリアです。特に、桜木町・関内エリアは観光地も多いですが、神奈川県庁や横浜市役所などの行政機関が集まっています。
中部は高台で、古くから高級住宅街として有名な山手エリアがあります。幕末に外国大使館が設けられたことを機に、外国人居留地として栄えたエリアで、多くの豪邸が並びます。土地の広さや、建物の色合いなどの建築ルールがあるため、キレイな街並みが守られています。
南部の海側には、横浜港と重化学工業地域が広がっています。1859年に日本初となる横浜港が開港し、当時は流行の発信地でした。横浜港周辺には、国指定重要建造物が多く残っています。例えば赤レンガ倉庫(通関手続き完了前の貨物を一時保管する倉庫)や旧横浜船渠第2号ドック(船舶補修のための施設)があります。
他にも中区には、東アジア最大の中華街である横浜中華街があり、観光客で常に賑わっています。
このように商業施設や観光スポットが多いため、交通網が張り巡らされて、とても交通の便が良いエリアです。
- 山があるから上からの景色がよい。 山手駅は小さな駅だが不便がなく賑やか過ぎないでよい。 コンビニやスーパーがある。治安はいいと思う。家の鍵をかけ忘れても泥棒はいない。犯罪が少ない地域だと思う。何度も施錠忘れたが事件は起きていない
- 土地価格にしては民度が非常に高い。立ち並ぶ豪邸、歴史ある建物や公園、偏差値の高い学校郡、異国情緒漂う施設、ジブリの映画(コクリコ坂)やユーミンの歌(ドルフィン)の舞台にもなっており、とにかく雰囲気が良いです。車さえあれば、片道5分で行けるスーパーが5件以上もあり、その他薬局、コンビニ、ホームセンターなども、意外に充実しています。東京のターミナル駅周辺から引っ越してきましたが、むしろ住みやすいです。当たり前ですが台地なので、災害には滅法強いですね。
- まだまだ地元(中区)出身者が多いこと。 元町・中華街、山手、伊勢佐木町、関内、山下公園などの横浜の有名な観光スポットが生活圏で、買い物にも不便しないこと。 交通機関もJR・MM線・市営地下鉄・京急線・路線バスがあり、不自由ないこと。 アリーナの新設や大学の誘致・IR等、今後の地域の発展にも期待が持てるところ。 山の上に住んでいないので、他の方の不満に上がる坂の登り下りは、散歩の楽しみの一部となっていること。
港北区の特徴:東海道新幹線の新横浜駅があり、再開発が進むエリア
神奈川県横浜市港北区は、横浜市の北東部に位置しています。区内には住宅地が点在し、現在も再開発が進んでいます。JR東海道新幹線の新横浜駅もあり、交通の拠点の1つです。
都市公園である「新横浜公園」は人気スポットです。園内には、2002年のワールドカップ決勝の舞台である日産スタジアム(横浜国際総合競技場)をはじめ、野球場、テニスコート、フットボールパーク、ローズガーデン、ドッグラン、遊具広場、日産ウォーターパークなどがあります。ウォーターパークには温水を利用した22種類のプール施設があり、いつも賑わっています。
区内には新幹線の他にも、JR横浜線、東急東横線、市営地下鉄グリーンライン・ブルーラインが乗り入れ、鉄道アクセスは非常に良好です。東急東横線沿線の駅周辺は生活に便利な買い物スポットが充実し、住宅地を形成しています。市営地下鉄沿線は、駐車場が完備された商業施設が多く、自然もありゆったりとした住宅地が広がっています。
2023年3月に日吉駅〜新横浜駅を結ぶ、東急新横浜線が開業しました。同じく開業した相鉄新横浜線とは新横浜駅でつながり、神奈川県央部〜横浜市西部〜東京都心部が直結しました。その結果、乗換回数が減り、所要時間を短縮できるなどの利便性向上とともに、新幹線へのアクセスも向上しました。
日吉駅の目の前には慶應義塾大学の文系・理系・経営大学院のキャンパスがあります。さらに直通線を利用すれば、東京大学(目黒線から南北線の東大前駅)、上智大学(目黒線から南北線の四ツ谷駅)、早稲田大学理系(東急東横線から副都心線の西早稲田駅)、横浜国立大学(東急線から相鉄線の羽沢横浜国立大学駅)などへアクセス可能です。
そのため、ファミリー層や学生、都内に通勤する人にも人気が高いエリアです。
- 遅い時間でも人混みがあり、賑やかな街で、遅い時間に帰宅しても帰路が不安になる事はありませんでした。 駅に百貨店があり、洋服や家電も仕事の後に買いに行く事が出来ました。 電車はいろいろ止まるので、アクセスが良かったです。
- 勤務先に電車一本で通勤出来ること。 東横線にも近く東京にも行きやすいこと。今では新横浜駅から新横浜線で都内に大体いける。 エスポットというショッピングモールがあり、近場で普段の買い物が済む。 日産スタジアムと横浜アリーナが徒歩で行ける。 新横浜公園が近く、徒歩で花見にいける。
- 銀行が多く都市銀行は大体揃っているので便利です。飲食店が多く種類も豊富なので外食の時は色々選べて楽しいです。鶴見川が近く土手が広々しているので、散歩するのが楽しみでした。
- 電車の便が良い。東横線、目黒線はどこに行くのにも便利。 相鉄線に繋がり新横浜に直通で益々便利になり、新幹線の便も良い。 グリーンライン始発駅。 最寄りの第三京浜都筑IC、東名高速川崎ICにも近いので車移動も便利です。
横浜市の特徴:首都圏域の東京に次ぐ大都市
横浜市は首都圏の中でも東京23区の次に大きな都市で、交通の要です。令和2(2020)年の国勢調査の都道府県・市区町村別の主な結果によると、20の政令指定都市のうち、最も人口が多い市です。
神奈川県の中でも、特に横浜市は13年連続で転入超過を維持しています。住民基本台帳人口移動報告2023年(令和5年)結果によると、全国の市町村の中で転入超過数(転出数より転入数が多い)は東京23区・大阪についで3番目に多く、9,731人が横浜市に流入しています。
周辺地域から横浜市内へ通勤・通学で流入する人口よりも、実は東京都や川崎市など市外へ流出する人口の方が多いです。2-26 昼間人口と昼夜間人口比率によると、横浜市の昼間は夜間人口の92.5%になります。
横浜市の中古マンションの資産性・将来性
横浜市の中古マンションの資産性を判断するために、横浜市周辺の鎌倉市・川崎市川崎区・
海老名市・藤沢市と横浜市の直近5年(2018〜2023)のマンションの平均価格をまとめました。
横浜市は、周辺の市と比べても順調に価格が上がっています。特に鎌倉市は2020年に一度価格が下がっていますが、横浜市はコロナの影響も受けなかったことからも、資産価値が落ちないと言えます。
上昇要因は次の5つあります。
- 東京都心へのアクセスの良さ
- 人気の高い住宅地が多数存在
- 新築マンションの供給不足
- 投資需要
- 再開発が進行中
上昇要因1. 東京都心へのアクセスの良さ
横浜は東京都心に近く、鉄道網が発達しているため、都心へのアクセスの良さが良好な立地にあります。
市内を走る鉄道は、横浜市が公開している1-0-P1案内図によると次の23路線あります。
- 東海道新幹線
- 私鉄が10路線
- 東急東横線
- 東急田園都市線
- 東急目黒線
- 相鉄新横浜線
- 相鉄いずみ線
- 京急本線
- 京急逗子線
- 金沢シーサイドライン
- 横浜高速鉄道みなとみらい線
- 横浜高速鉄道こどもの国線
- JRが8路線
- 湘南新宿ライン
- 京浜東北線
- 東海道線・上野東京ライン
- 横須賀線
- 横浜線
- 根岸線
- 南武線
- 鶴見線
- 地下鉄が2路線
- 市営地下鉄ブルーライン
- 市営地下鉄グリーンライン
このように横浜市内だけでなく、東京・埼玉・静岡・群馬・栃木への通勤・通学にも便利なため、マンション価格の上昇要因になります。
例えば、横浜駅から東京都内の主要駅までの所要時間は、30分程度です。さらに、羽田空港までも、京急本線特急から京急空港線へ1回乗り換えるだけ、30分で到着できます。
行き先 | 路線名 | 所要時間 |
---|---|---|
東京駅 | JR横須賀線 | 29分 |
品川駅 | JR東海道本線・上野東京ライン | 17分 |
渋谷駅 | JR湘南新宿ライン快速東急東横線急行 | 26分 |
新宿駅 | JR湘南新宿ライン快速 | 32分 |
町田駅 | JR横浜線 | 33分 |
上昇要因2. 人気の高い住宅地が多数存在
横浜市内には、山手(中区)、たまプラーザ美しが丘(青葉区)、あざみ野南(青葉区)、青葉台(青葉区)、日吉本町(港北区)、センター北・センター南(都筑区)など人気の高い住宅地が多数あります。
横浜の高級住宅街と言えば、まっさきに山手エリアを思い浮かべる方も多いでしょう。みなとみらい線の元町・中華街駅とJR根岸線の石川町駅の南部に位置する「山手町」には閑静な住宅街が広がっています。山手町は幕末に外国大使館が設けられ、その後は外国人居留地として栄えたため、今でも洋風建築の豪邸が数多く残る高級住宅街です。名門女子校の横浜雙葉中学校・高等学校や、フェリス女学院中学校・高等学校もあります。
上昇要因3. 新築マンションの供給不足
コロナ拡大期の経済不安による需要が下がる懸念から、不動産会社はマンション売出数を少なく絞ったため、東京を中心に新築マンションの価格が高騰しました。
そのため横浜市内のマンションは、少しでも安く、都心へのアクセスが良い新築マンションを希望する人の受け皿になっています。結果として、中古マンションの価格も維持・上昇につながりました。
上昇要因4. 投資需要
詳しくは後述しますが、東京都についで神奈川県は転入者が多く、他の県より生産人口(15〜59歳)の割合が高いため、賃貸需要が見込めます。そして前述したように東京都内のマンションに比べると、横浜市内のマンションは手頃な価格帯のため、投資家から高い人気があります。
上昇要因5. 再開発が進行中であること
横浜駅周辺では、2020年以降だけでも多くの再開発が進んでいます。
2020年9月には横浜駅西口開発ビル計画が進行し、横浜の新たなランドマークとして、JR横浜タワーとJR横浜鶴屋町ビルの2つの複合施設がオープンしました。JR横浜タワーには、新宿に続き2つ目のニュウマン(NEWoMan)が入っています。
2023年3月には、横浜みなとみらい21地区の大規模複合開発「Kアリーナプロジェクト」の一環として、世界最大級となる2万席の客席を誇る音楽アリーナ「Kアリーナ横浜」が開業しました。さらに2023年9月にはKアリーナの隣に横浜初のヒルトンホテルがオープンし、観光客に利用されています。
旧横浜文化体育館が再整備されてメインアリーナ施設「横浜BUNTAI」が、2024年4月に開業しました。観客席がフロアに近く、VIPシート・BOX席・ラウンジシート・カウンター席などの多彩なシートを設け、スポーツ観戦やコンサート会場として賑わっています。
2024年6月に横浜駅きた西口直結で、分譲マンション(459戸)、店舗、ホテルなどが入る「ザ ヨコハマ フロント」が開業予定です。分譲マンション部分は2024年4月から入居開始しています。
2025年ごろには関内の旧横浜市庁舎の跡地に、ライブビューイングアリーナや星野リゾートのホテルなどの複合施設や、行政棟が開業予定です。
2027年には横浜・馬車道すぐの旧横濱ビル跡地に、高さ100mの複合ビルが開業予定です。
さらに2029年ごろには、横浜アンパンマンこどもミュージアムや商業施設、ホテル、オフィスなどで構成される複合施設(東棟)と、専門学校となる西棟の2棟がみなとみらいに開業予定です。
このように2024年以降も次々と大規模開発が進むことが決まっています。
神奈川県の他の市の相場を知りたい方は、以下のページをご覧ください。
ちなみに、日本全国平均は築10年・建物面積70m²で4,300万です。
地域別平均は次の通りです。
地域名 | マンションの平均価格 |
---|---|
北海道 | 3,690万 |
東北(青森・秋田・岩手・山形・宮城・福島) | 3,080万 |
北陸・甲信越(新潟・富山・石川・福井・山梨・長野) | 2,880万 |
関東(東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬) | 5,380万 |
関西(京都・大阪・滋賀・兵庫・奈良・和歌山) | 3,980万 |
東海(岐阜・静岡・愛知・三重) | 3,380万 |
中国(鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県) | 2,900万 |
四国(徳島県・香川県・愛媛県・高知県) | 2,300万 |
九州・沖縄 | 3,090万 |
さらに物価上昇や人材不足による建設費の高騰で、新築マンションの価格の高騰が続くことも考えると、中古マンションの価格もこのまま上昇することが予想されています。
戸建ての価格上昇要因については、次の記事で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。
横浜市の人口は2021年以降は減少に転じるが、中心5区は今後も人口増加の見込み
2020年の国勢調査をもとに2023年に算出された横浜市将来人口推計によると、すでに人口は減少局面に入っています。
- 横浜市の人口のピークは2021年の377万9千人で、以降は減少が続く
- 50年後には約2割減少し、301万人となる
- 65歳以上人口は2047年にピークとなり、人口の約35%の122万7千人に達する
上のグラフのように、横浜市の人口のピークは2021年で、それ以降は減少が続く見込みです。ただし横浜市全体の人口が減少するのではありません。
自治体別の分析結果には次のように記載されています。
- 市全体の人口は減少が続く中、5区(鶴見区・神奈川区・西区・中区・港北区)で2070年時点において2020年の人口を上回る。
- 上記5区のうち、西区では期間中は人口増が続く一方で、他の4区では2040年から2060年の間にピークを迎え、人口減に転じる。
このように5区では今後も人口増加が見込まれているので、中心部では今後もマンション価格が上昇する可能性が高いです。
横浜市の主要な駅周辺のマンションの価格相場は?
横浜市の主要な駅である横浜・日吉・関内のマンション価格を比較してみましょう。
年 | 横浜駅 | 日吉駅 | 関内駅 |
---|---|---|---|
2024年 | 331.5万円/坪 | 214.4万円/坪 | 244.6万円/坪 |
2023年 | 287.5万円/坪 (2024年現在、+14.39%) | 202.5万円/坪 (2024年現在、+8.62%) | 241.6万円/坪 (2024年現在、+1.99%) |
2018年 | 231.6万円/坪 (2024年現在、+42.01%) | 169.4万円/坪 (2024年現在、+29.87%) | 203.0万円/坪 (2024年現在、+21.39%) |
横浜駅は、駅前の開発の影響もあり、年々価格が上昇しています。一方、人気の関内駅は横浜・日吉と比べると昨年からの上昇幅が小さい傾向にあります。
HowMaでは、駅ごとのマンションの価格相場を毎月更新しています。最新の情報を知りたい方や、他の駅の相場を知りたい方は、次のページからお調べください。
https://www.how-ma.com/market_price/stations
では、いつ売買をするとお得なのでしょうか?主要駅それぞれについて5年後の価格動向を見てみましょう。
5年後の横浜駅のマンションの価格動向は +23.19%
直近数年の状況が今後も続く場合、横浜駅のマンション相場は、5年後+23.19%になると予想されます。周辺エリアの平均増減率が+16.61%に比べると高い増減率となっています。
本当に上がるのか、人口予測を見てみましょう。
横浜駅が所在する横浜市西区の将来人口は2015年を100とした指数で30年後に104.6になります。 周囲の市区町村の100.6と比べて高い指数です。
※周囲の市区町村は 横浜市神奈川区、横浜市南区、横浜市保土ケ谷区、横浜市中区、横浜市鶴見区、横浜市港北区の将来人口推計を合算したものです。
2035年ごろまでは人口が増加するということは、横浜市北区の住宅の需要は今後も高いので、マンション価格は上がっていくでしょう。もし横浜駅のマンションを購入するなら、早く買うほどお得かもしれませんね。
他にも、間取り・面積別価格分布図や、築年と価格の関係、駅からの徒歩分数と価格の関係についてもまとめてあります。気になる方は最新データをチェックしてみてください。
5年後の日吉駅の中古マンションの価格動向は +14.17%
日吉駅の価格は過去6年で+26.6%です。また、周辺エリアの過去6年の平均増減率の+31.8%と比べて低い騰落率となっています。
そして直近数年の状況が今後も続く場合、日吉駅のマンション相場は、5年後+14.17%になると予想されます。周辺エリアの平均増減率が+19.23%に比べると低い増減率となっています。
コロナが流行し始めた2019年は大きく価格が下がっています。
また、先ほどの横浜駅周辺のマンション価格と比べると、これまで乱高下が激しかったので、グッドシナリオとバッドシナリオの幅が大きいですね。本当に今後も価格は上がるのでしょうか?人口予想も見てみましょう。
日吉駅が所在する横浜市港北区の将来人口は2015年を100とした指数で30年後に108.8となります。 周囲の市区町村の106.8と比べて高い指数となっています。
※周囲の市区町村は 川崎市中原区、川崎市幸区、川崎市高津区、川崎市川崎区、横浜市都筑区、大田区の将来人口推計を合算したものです
人口増加のピークは2040年ごろの予想ですね。2015年の人口から+9.2%になる見込みです。あと15年ほどはマンションの需要も衰えないかもしれません。
他にも、間取り・面積別価格分布図や、築年と価格の関係、駅からの徒歩分数と価格の関係についてもまとめてあります。気になる方は最新データをチェックしてみてください。
5年後の関内駅の中古マンションの価格動向は +15.76%
関内駅の価格は過去6年で+20.49%です。また、周辺エリアの過去6年の平均増減率の+39.03%と比べて低い騰落率となっています。
そして直近数年の状況が今後も続く場合、関内駅のマンション相場は、5年後+15.76%になると予想されます。周辺エリアの平均増減率が+11.44%に比べると高い増減率となっています。
日吉駅とは違い、2020年も大きく価格が下がることなく2023年まではずっと価格が上昇しています。2024年は少し価格が落ち着いていますが、来年以降はまた上がる見込みです。
本当に、下がらないのでしょうか?人口予想を見てみましょう。
関内駅が所在する横浜市中区の将来人口は2015年を100とした指数で30年後に97.9となります。 周囲の市区町村の98.0と同等の水準です。
※周囲の市区町村は 横浜市西区、横浜市南区、横浜市神奈川区、横浜市保土ケ谷区、横浜市磯子区、横浜市鶴見区の将来人口推計を合算したものです
他にも、間取り・面積別価格分布図や、築年と価格の関係、駅からの徒歩分数と価格の関係についてもまとめてあります。気になる方は最新データをチェックしてみてください。
横浜市西区の中古マンションは平均5.3ヶ月で売れている
神奈川県横浜市西区での中古マンションの成約期間は平均で5.3ヶ月です。間取り別に見ると、最も成約期間が短い間取りは2LDKで、DINKs(ディンクス:共働きで子どもを持たない夫婦)向け物件の流動性が高い地域となっています。
集計データを見ると、成約期間は、日吉(5.6ヶ月)・関内(5.2ヶ月)と同程度でした。
神奈川県横浜市西区の中古マンションは平均3.3%値下げする
神奈川県横浜市西区で売り出された物件が成約するまでには平均で3.3%の値下げがあります。
値下げは「高すぎる価格での売出し」によって起こるケースが多く、値下げ率が高い=価格が外れた売出しが起こっていると言えます。複数のプロに見てもらい査定をするのがおすすめです。
関内駅がある中区は-3.0%と西区と同程度です。横浜駅や関内駅周辺エリアは、参考になる売り出し中の中古マンションや取引事例が多く、値付けがしやすいのかもしれません。
逆に、日吉駅がある港北区は平均-4.0%も値下げするのは、西区や中区に比べるとマンション価格が抑えめなことや、マンションの規模が小さいことも影響しているでしょう。
住み替えで今住んでいる家を売るときにはHowMaコラボ査定をお勧めする4つの理由
戸建てはマンションと比べると1つ1つ違い、個性豊かなので、売り出し価格の値付けが難しいです。そのためAIと不動産のプロの2つの視点で査定ができるHowMaがお勧め
- 1億件を超える不動産の取引データを扱えるというHowMaの価格推定の強みと、物件の良し悪しの肌感覚や経験を査定に反映できるという不動産会社の強みを組み合わせて算出された査定金額を参考に、売却金額や戦略を決められる
- 提携している不動産会社は地域密着型や、売却実績が多い実力派の会社が多く、AIだけではわからない肌感の高い査定が見られる
- コラボ査定で査定依頼する不動産会社は、物件がある地域に詳しい提携会社が表示され、その中から最大6社まで選べる
- 業界大手の不動産仲介会社出身の宅建士がチャットで、不動産売却や活用方法について第三者の立場から無料サポートをしてくれる
HowMaコラボ査定をおすすめできない2つのケース
HowMaは成長中のサービスのため、次のような方には向いていません。
- 収益物件(投資用不動産や商業ビルなど)や農地、リースバックの査定をしたい人
- 弁護士や税理士への相談も一箇所で行いたい人
住み替えで今住んでいる家を売却するためには、より多くの不動産会社に査定依頼しよう
今回は全国政令指定都市の中で横浜市に次いで2番目に人口が多く、2005年以降ずっと人口が増加している横浜市の相場レポートをまとめました。
横浜市内の中古マンションの相場と将来性について大切なことは次の5つです。
- 東京都心へのアクセスの良さ
- 新築マンションの供給不足
- 投資家からの需要
- 再開発への期待感
- 中心の5区は今後も人口が増加見込み
マンションの売出し情報や相場価格などを常に把握することが物件購入や売却の成功ポイントですので、ぜひ気になるエリアの相場価格をHowMaを活用してチェックしてみてください。
また、住み替えにあたって、今住んでいる家を売りたい場合は、まずはHowMaのコラボ査定を試してみてください。
世の中には、様々な一括査定サイトがあります。たくさんの不動産会社とつながった方が、内覧者が増え、結果的に良い条件で売れる可能性が上がります。他の一括査定サイトで査定依頼をした方も、ぜひご活用ください。