「今年こそは夢のマイホーム一戸建てを手に入れたい!」という気持ちをモチベーションに日々頑張っている人も多いのではないでしょうか。
特に神奈川県は転入人口が東京の次に多く、例えば川崎市は2045年まで人口増加が続くほど人気が高いエリアです。そのため不動産相場にも注目が集まっています。
戸建てはマンションに比べて価格のばらつきが大きく相場を掴むのが難しいのですが、まずはおおよその相場感を把握することが重要です。
今回はそんな神奈川県内における中古戸建の相場価格をエリアごとにまとめました。
もし住み替えで現在の家を売却する場合は、HowMaコラボ査定で適正価格を把握することをお勧めします。
神奈川県内各市の中古戸建ての平均価格をまとめました!(2023年1~12月分を集計):東急沿線を有する横浜市青葉区・川崎市中原区が強い
神奈川県全体での中古戸建て平均価格は築10年・建物面積100m²で3,980万円です。
そして県庁所在地の横浜市の平均が4,290万円、横浜市以外の平均が3,680万でした。
自治体によって大きく価格が異なるので、自治体ごとの平均価格を見てみましょう!
なお相場価格の算出にあたっては、AI査定「HowMa」を活用しています。
※件数が少ない場合、1件だけ極端に狭い・広い物件があると集計結果が偏ってしまいます。そのため30件以上の取引事例がある市・区のみをまとめています。
自治体の名前 | 築年数10年 | 築年数20年 | 築年数30年 | 築年数40年 |
---|---|---|---|---|
横浜市青葉区 | 5,800万 | 5,100万 | 5,045万 | |
川崎市中原区 | 5,700万 | |||
横浜市港北区 | 5,390万 | 4,980万 | 4,648万 | |
鎌倉市 | 5,140万 | 4,499万 | ||
藤沢市 | 4,980万 | 3,990万 | 3,680万 | 3,680万 |
川崎市幸区 | 4,930万 | |||
横浜市中区 | 4,890万 | 4,880万 | ||
横浜市神奈川区 | 4,880万 | 4,480万 | 4,330万 | |
逗子市 | 4,780万 | 4,050万 | ||
川崎市高津区 | 4,580万 | 4,280万 | ||
川崎市麻生区 | 4,485万 | 3,900万 | ||
横浜市緑区 | 4,440万 | 4,280万 | ||
横浜市鶴見区 | 4,385万 | 3,980万 | ||
川崎市多摩区 | 4,380万 | 3,780万 | ||
横浜市都筑区 | 4,290万 | |||
川崎市川崎区 | 4,280万 | 4,180万 | ||
横浜市泉区 | 4,180万 | 3,865万 | ||
茅ヶ崎市 | 4,180万 | 3,590万 | 3,240万 | |
横浜市港南区 | 4,180万 | 3,580万 | 3,130万 | |
大和市 | 4,180万 | 3,515万 | ||
川崎市宮前区 | 4,080万 | 3,840万 | 3,484万 | |
横浜市磯子区 | 4,034万 | 3,380万 | 3,280万 | |
横浜市旭区 | 3,999万 | 3,580万 | 3,280万 | |
横浜市南区 | 3,980万 | 3,685万 | ||
横浜市栄区 | 3,980万 | |||
横浜市金沢区 | 3,930万 | 3,880万 | ||
横浜市瀬谷区 | 3,925万 | |||
横浜市戸塚区 | 3,915万 | 3,480万 | 3,535万 | |
横浜市保土ケ谷区 | 3,885万 | 3,665万 | 3,397万 | |
海老名市 | 3,650万 | 3,285万 | ||
相模原市南区 | 3,480万 | 3,195万 | 2,790万 | |
綾瀬市 | 3,280万 | |||
座間市 | 3,180万 | 2,850万 | ||
横須賀市 | 3,020万 | 2,490万 | 2,280万 | 1,680万 |
高座郡寒川町 | 3,000万 | |||
相模原市中央区 | 2,990万 | 2,910万 | 2,430万 | |
伊勢原市 | 2,875万 | |||
相模原市緑区 | 2,780万 | 2,500万 | 1,899万 | 1,050万 |
厚木市 | 2,780万 | 2,485万 | 2,100万 | 1,680万 |
平塚市 | 2,770万 | 2,480万 | 2,250万 | |
小田原市 | 2,370万 | 2,280万 | ||
秦野市 | 2,310万 | 1,980万 | 1,565万 |
横浜市青葉区の特徴:「横浜都民」が住む街
横浜市青葉区は神奈川県の北東部に位置しています。区内には東急田園都市線や、こどもの国線、横浜市営地下鉄ブルーラインが走っています。田園都市線を利用すれば、渋谷駅まで直通でアクセスできます。さらに東京メトロ半蔵門線とも相互乗り入れしているので、永田町駅や大手町駅などのビジネス街にも乗り換えなしで行くことができる、都内に通勤する方のベッドタウンとして人気の高いエリアです。
路線バスも多く区内各所を走っており、地域の人々の生活の足として活用されています。
注目のエリアとしてメディアにもよく取り上げられるのが、たまプラーザ駅。駅前に整備された「たまプラーザテラス」は、さまざまなブランドショップが立ち並ぶ近隣のショッピングポイントとして幅広い年代層に利用されています。
また青葉区は、慶応幼稚舎や森村学園などの学校関連・教育関連の施設も多く、子育てがしやすい環境としてファミリー層にも人気があります。
- 近隣の方は挨拶をしたら返してくれる気さくな方が多く、夜も車やバイクの騒音もほとんどないため過ごしやすいです。 道幅も狭すぎないので、歩いているときに車が来てもそこまで怖くないです。 ファミリー層が多いので治安は良いと思います。
- 青葉区は全体的に治安がいいです。怖い思いをしたことは一度もありません。 たまプラーザ駅周辺は大きい商業施設があって栄えていますが、寺家は昔ながらののどかな光景が広がるなど、一つの区の中で色々な表情を感じられます。金銭的に余裕のある人が多く、飲食店も安いところからそこそこ高いところまで揃っています。いいお店がたくさんあります。国道246号線と東名高速横浜青葉インターがあるため、どこに行くにも便利です。 2020年に東名高速が横浜方面にもつながったようで、さらに便利になりました。 月極駐車場は月額1万円ちょっとからあり、コストも抑えられます。
- 緑と街とのバランスが良く、散歩などが捗ること。 駅から少し離れたら新しめの戸建てが立ち並んでいる区画も多く、比較的高所得層が多い事から治安が良いこと。
- 都心まで60分で通勤できます。駅前に昭和大学藤が丘病院がありとても安心です。一昔前は狸が出たなんて話もあるくらいで、自然・田園風景もあり癒されます。
川崎市中原区の特徴:田園調布の隣町・武蔵小杉のタワマン銀座
中原区は川崎市を構成する7区のひとつです。東京都心部や横浜へのアクセスに恵まれているため、7つの区の中で最も人口数・世帯数が多い人気エリアです。川崎市の中央に位置し、北東には多摩川、南西には矢上川が流れ、散歩を楽しむ人を多く見かけます。さらに二ヶ領用水や平間公園などの憩いの場所が多く、暮らしやすく潤いのある環境が魅力です。
JR横須賀線・南武線・武蔵野線、東急東横線が走り、品川駅、東京駅、渋谷駅などへのアクセスが良好です。さらに羽田空港も近く、観光・通勤・出張にも便利です。
2010年に中原区の中心部にJR横須賀線の武蔵小杉駅が開業後、街の再開発も進んでいます。武蔵小杉は、先端企業が集積し、変貌し続ける街として注目されています。
区内でも人気スポットである等々力緑地には、とどろきアリーナや川崎フロンターレのホームグランドでもある等々力陸上競技場などのスポーツ施設のほか、市民ミュージアムや釣り池、キャンプ場、夏にはプールなど、家族で1日楽しめる施設が充実しています。
- 渋谷、横浜、東京、品川と30分以内で電車で行けてしまう。また羽田空港も1時間以内でつき、早朝便も間に合う。旅行によく行くので利便が良いのでとても満足している。
- 等々力緑地が近く、川崎フロンターレのホームスタジアム、川崎陸上競技場があること。武蔵小杉も近く、通勤の便も良いこと。保育園が数多くあり、子供もにぎやかな声が聞こえること。公園も多く、遊具やボールあそびがしやすい環境があること。
- 地域愛に溢れていて、地域の方々が子供たちを見守ってくれている。最近では新しくおしゃれなお店ができてきたりと、進化していっている。地域愛にあふれる地域の方々がパトロールしているため治安はとても良い。土地柄としても悪さをするような子はいない。比較的おとなしい。
鎌倉市の特徴:強い「鎌倉ブランド」は健在
鎌倉市は神奈川県南部の湘南エリアの中央に位置しており、三方を山に囲まれ、一方が相模湾に面し、豊かな自然環境に恵まれた街です。
鎌倉は、源頼朝が幕府を開き、150年ほど政治・軍事・経済・文化の中心として栄えた場所です。多くの神社仏閣などの歴史的遺産が残っており、今でも発掘調査をすれば、鎌倉時代の埋蔵文化財が出てくることもあります。
1889年に横須賀線が開通し、景観がよく温暖な気候のため、別荘地・保養地として泉鏡花や島崎藤村、夏目漱石、芥川龍之介ら数々の文化人が集まるハイカラな街になりました。その後、住宅地としても高い人気を集めるようになりました。
鎌倉市は治安が良いエリアです。2023年の鎌倉市とその隣接した市の犯罪認知件数を調べたところ、鎌倉市は人口1人あたりの犯罪認知件数が0.4未満と非常に少ない件数でした。
市の名前 | 2024年1月1日時点の人口 | 2023年の犯罪認知件数 | 人口1人あたりの犯罪認知件数 |
---|---|---|---|
鎌倉市 | 171,272人 | 645件 | 0.376% |
横浜市 | 3,769,220人 | 16,059件 | 0.426% |
藤沢市 | 443,827人 | 2,101件 | 0.473% |
逗子市 | 56,437人 | 276件 | 0.489% |
- 静かで子供も暮らしやすい。喘息持ちの我が子も安心できるほど空気が綺麗で、学校も近くて便利でした。神社が近くにあるのもリラックス出来て良かったです。子供の数はそれほど多くないのでしっかり見てもらえて安心。公園や海、山も近くにあるので遊び場には困りません!
- 仲通り商店街など、日常生活をする上で便利な商店街がある。 観光地が近いため、紅葉スポットやおしゃれなお店が多い。 由緒ある鎌倉という地名に満足している。近年は綺麗な産院が2つできたので出産したい人にはオススメ。大きい公園が近くにないが、そこそこ自然に近い環境なので、子育てには悪くない。
- 大船は鎌倉の中でも庶民的な地域で、でも民度が高くきちんとしたご家庭の方が多いのでご近所トラブルなども少ない。 とても静か。海も山も近く環境が良い。 子育て世代が非常に多く、コミュニティを作りやすい。子供の遊ぶ自然環境が豊富。 都内にもアクセスが良い。
藤沢市の特徴:海と大学と・・バランスの良い街
藤沢市は、湘南エリアで最も人口が多いです。相模湾に面し、「東洋のマイアミビーチ」と呼ばれる美しい海岸線が魅力です。また、遊行寺・藤沢宿や江の島を中心に歴史文化財が多く残され、慶應大学・日本大学など4つの大学が立地する、歴史と文化の薫る街です。
市内にはJR東海道線、湘南新宿ライン、小田急江ノ島線、相鉄線、横浜市営地下鉄ブルーライン、江ノ島電鉄、湘南モノレールが走ります。東海道線は東京駅・品川駅・横浜駅へ、湘南新宿ラインと小田急線は新宿駅へ、それぞれ直接アクセス可能なので、都内への通勤・通学にも便利です。
藤沢市の中心に位置する藤沢駅は、JR線や小田急線、江ノ島電鉄が乗り入れて、利便性の高さから商店街やオフィス、行政施設や教育施設、医療施設など文化・教育・歴史・医療が調和した地区です。
- 藤沢駅まで2駅で行けるので、江ノ島や鵠沼海岸などにも行きやすく、また坂道を登ると晴れた日には富士山が見えるので、とても住みやすく満足していました。新湘南バイパスの藤沢インターチェンジが近いので、圏央東名高速道路や中央道にもアクセスしやすい点は良かったです。
- 海側に住んでいるが、気候が穏やかで住んでいる人も優しい人が多い。教育レベルも低くはない。近くに江ノ島や鎌倉があり、風光明媚。
- 治安が良い。生活に困らない程度に施設が充実している。新宿や渋谷といった主要都市にも1時間程度で行ける。
- ファミリー層が多く、地域運動会等で盛り上がれる。子どもも多いので防犯面でもご近所の目が光っているから安心できる。辻堂駅直結でテラスモール。歩けばショッピングセンター2つ。踏切を渡れば湘南Tサイト。買い物には困りません!
首都圏の4都県の中古戸建て価格と比べると、神奈川県は資産価値が下がらない傾向
首都圏の4都県について、2023年1〜12月に取引があった事例のうち、建物面積100㎡の戸建ての平均価格を築年数ごとに集計しました。
同じ地域の県名 | 築年数10年 | 築年数20年 | 築年数30年 | 築年数40年 | 築年数50年 |
東京都 | 4,980万 | 4,580万 | 3,990万 | 2,999万 | 2,980万 |
神奈川県 | 3,980万 | 3,550万 | 3,180万 | 2,480万 | 2,080万 |
千葉県 | 3,080万 | 2,380万 | 1,480万 | 1,180万 | 1,080万 |
埼玉県 | 2,998万 | 2,480万 | 1,800万 | 1,380万 | 1,280万 |
神奈川県同様に東京のベッドタウンである千葉・埼玉と比べると、神奈川県は築年数が古くても比較的資産価値を維持できるという傾向が見られました。
県でまとめるとわかりづらいという方のために参考として東京駅から30km・30分ほどの主要駅がある区で比べてみました。
- 東京駅から約30kmの横浜駅、東京駅まで在来線で最短26分ほど
- 横浜駅がある横浜市西区の築10年・100平米戸建ての平均価格は5,080万円
- 東京駅から約30kmの埼玉の大宮駅、東京駅まで在来線で最短34分ほど
- 大宮駅があるさいたま市大宮区の築10年・100平米戸建ての平均価格は4,290万円
- 東京駅から約30kmの海浜幕張駅、東京駅まで在来線で最短31分ほど
- 海浜幕張駅がある千葉市美浜区の築10年・100平米戸建ての平均価格は4,665万円
このように、確かに隣県に比べると神奈川は高いですね。
なぜ神奈川県は価格が高く、築年数が古くても資産価値が下がりづらいのでしょうか。
理由は主に4つあります。
- 鎌倉や葉山などのブランド価値があるエリアが多い
- 千葉や埼玉よりも早くから交通網が整備され、利便性が高い
- 東海道新幹線が通っているので、観光・出張に便利
- 千葉や埼玉よりも土地の資産価値(公示地価)が高い
上記は、前提として神奈川県が明治期から千葉・埼玉より先に開発されたことも大きく関係しています。
エリア相場を自分で調べたい方は、次のページをご活用ください。
https://www.how-ma.com/market_price/areas
神奈川県内の中古戸建て価格の推移:5年で20.6%上昇
次に、築10年・建物面積100㎡の戸建ての価格はこの数年でどのように推移してきたのか、取引事例を比べてみます。先ほどの首都圏の4都県で比較しました。
神奈川県は2018年から5年で20.6%も上昇していることがわかりました。埼玉県は23.4%、千葉県は36.9%上昇していることから、神奈川県は元々平均価格が高いため、隣県に比べると上昇幅は小さいと読み取れます。
では、なぜ平均価格が軒並み上昇しているのでしょうか?
戸建て=土地+建物なので、それぞれに分解して解説します。
建物の価格:周辺の県と比べて特に神奈川県は工事費用が安い
国税庁が公開している、地域別・構造別の工事費用表(1m2当たり)では4つの構造について集計されていますが、その中でも戸建てによく使われる木造の工事費用推移をまとめました。
※木造:寺社仏閣や住宅によく使われる構造形式。鉄筋・鉄骨に比べると 建築コストが安く、 熱を伝えにくく断熱性に優れ、増改築がしやすく、 天然素材で健康に良いなどのメリットがある。一方、耐火・耐震・防音・防虫などの面で弱い。
※2021年より各県の工事費用が全国平均を下回る場合は、全国平均の工事費用を用いています。
2019年以前に遡ることができなかったのですが、周辺の県と比べると神奈川県の工事費用が少し高いことがわかります。
しかも全国的に年々工事費は上昇を続けています。
工事費が上昇している理由としては、主に次の2つがあります。
- 世界的な需要増加や供給制約から、木材や鉄筋などの建築資材の価格が大幅に上昇
- 職人不足による人件費の増加(建設業の2024年問題)
土地価格の推移:3年連続で上昇し、首都圏の中では東京についで神奈川・千葉の上昇スピードが高い
2024年3月に発表された令和6年地価公示の概要によると、首都圏(東京圏)では全用途平均・住宅地・商業地のいずれも3年連続で上昇し、上昇率が拡大しました。
首都圏の中でも特に人口が多い東京・神奈川・埼玉・千葉の4都県の地価変動率を見てみましょう。直近(2015〜2023年)推移を見ると2021年に一度下がったものの、2022年以降はプラスに転じています。
地価変動率の上昇スピードは、東京の次は、神奈川と千葉が同じくらい高いことがわかります。
神奈川県が隣県と比べて地価が上がっている要因の一つに、社会人口増加(転出より転入が多い)があると考え、人口予測を調べてみました。
神奈川県の将来の人口予測と住宅の資産性・将来性
神奈川県の人口動態
神奈川県の人口動態:転入者数が転出者数を上回る人気
まず、これまでの人口動態を調べてみました。総務省が2024年1月に発表した住民基本台帳人口移動報告 2023年(令和5年)結果によると、2022年・2023年は神奈川県は転入超過です。しかも47都道府県のうち、東京都についで高い転入数を誇ります。
神奈川県が公表している神奈川県人口統計調査(年報) 過去の公表資料によると、昭和 35年中(1960年)から昭和46年(1971年)までは増加数が 10 万人を超える水準で推移しましたが、以降は10万人を下回り、平成23年(2011年)は 3,259 人となりました。その後また増加傾向となり、平成27(2015年)年以降は2万人台〜5万人台の増加で推移しています。
つまり、60年以上にわたって転入超過が続いています。
神奈川県全体では人口は減少予想、しかし川崎市では2045年まで増加見込み
国立社会保障・人口問題研究所の、地域別将来推計人口(令和5年推計)をもとにグラフを作成しました。(2020年は実数)
将来推計人口によると、神奈川県全体では減少局面に入っています。神奈川県の中でも戸建て価格が高い藤沢市は2030年まで、川崎市は2045年まで増加するものの、それ以降は減少に転じる予想です。
一方、鎌倉市は2020年以降減少の一途を辿っており、郊外に行くほど資産の減少スピードが加速すると推測できます。
年齢構成別の推移を見たところ、埼玉・千葉と比べると15〜64才の労働人口の割合が高いという特徴があります。これは、先述した社会人口増加(転出より転入が多い)が影響していると考えられます。
住み替えで今住んでいる家の査定を不動産会社に依頼する場合にやってはいけないこと5つ
今住んでいる家を売る場合の注意点を、弊社の宅建士と8つ洗い出しました。
その中でも、住み替え時にやってはいけないことを5つ紹介します。
- 安易に1社だけに査定を依頼する、ネームバリューだけで依頼する会社を選ぶ
- 査定価格が高いだけで、すぐに売却を決める
- 住宅ローン残債を把握せずに計画を立てる
- 売却価格を高く設定する
- 売却活動を不動産会社に丸投げする
特に、住宅ローン残債を把握せずに計画を立てるのは避けましょう。詳しくは次の記事をご覧ください。
住み替え時にHowMaコラボ査定をお勧めする4つの理由
戸建てはマンションと比べると1つ1つ違い、個性豊かなので、売り出し価格の値付けが難しいです。そのためAIと不動産のプロの2つの視点で査定ができるHowMaがお勧めです。
HowMaを特にお勧めする理由は次の4つです。
- 1億件を超える不動産の取引データを扱えるというHowMaの価格推定の強みと、物件の良し悪しの肌感覚や経験を査定に反映できるという不動産会社の強みを組み合わせて算出された査定金額を参考に、売却金額や戦略を決められる
- 提携している不動産会社は地域密着型や、売却実績が多い実力派の会社が多く、AIだけではわからない肌感の高い査定が見られる
- コラボ査定で査定依頼する不動産会社は、物件がある地域に詳しい提携会社が表示され、その中から最大6社まで選べる
- 業界大手の不動産仲介会社出身の宅建士がチャットで、不動産売却や活用方法について第三者の立場から無料サポートをしてくれる
HowMaコラボ査定をおすすめできない2つのケース
HowMaは成長中のサービスのため、次のような方には向いていません。
- 収益物件(投資用不動産や商業ビルなど)や農地、リースバックの査定をしたい人
- 弁護士や税理士への相談も一箇所で行いたい人
住み替えで今住んでいる家を売却するためには、より多くの不動産会社に査定依頼しよう
今回は神奈川県の中古戸建ての相場レポートをまとめました。
神奈川県の中古戸建ての購入相場と将来性について押さえておきたいことは次の3つです。
- 首都圏の中でも地価の上昇スピードは、東京の次に神奈川・千葉が高い
- 工事費用は年々上昇しているが、周辺の県と比べると神奈川県は工事費用が高い
- 藤沢市は2030年まで、川崎市は2045年まで人口が増加する見込み
つまり、土地も建物の工事費用も上がり続けているので、もし住み替えたいなら、早い方がお得です。さらに人口増加が予想されている地域であれば、リセールで購入金額より高く売れる可能性もあります。
もし住み替えで現在の家を売却する場合は、HowMaコラボ査定がお勧めです。
様々な一括査定サイトがあるので、ぜひ複数のサイトを併用しましょう。なぜなら、より多くの不動産会社とつながった方が、内覧者が増え、良い条件で売れる可能性が上がるからです。