歴史的な住宅ローン金利の低下が際立つ昨今、不動産の購入を検討している方も多いのではないでしょうか?
不動産を購入する最適な時期に答えはありません。
しかし、不動産価格の値引き交渉術は存在します。
今回は、世間ではあまり知られていない1年に4回ある不動産を値引きしやすい時期についてご紹介します。
マイホームに限らず、様々なタイプの不動産に通用する方法ですので、不動産購入を少しでも検討している方はぜひご覧ください!
そもそも不動産は値引き交渉できるのか?
まず、不動産を購入する際に値引き交渉は可能なのか?という疑問について。
答えを先に言ってしまうと可能です。
引く手あまたの人気物件でない限り、多かれ少なかれ不動産の値引きはできます。
というのも、不動産会社が売主と不動産売却価格を決める際、ほとんどが値引きをある程度想定して値付けしているからです。
では、どれくらい値引きができるものなの誰でもしょうか?
一般的な目安となるのが、端数価格の値引きです。
例えば、ある中古マンションが4,980万円で売りに出されていた場合、かなりの高い確率で端数の80万円は値引き交渉が可能です。
4,980万円で80万円だと少額な印象ですが、80万円が浮いたと考えれば結構凄いですよね?豪華な海外旅行に行ける金額です。
値下げ交渉とか苦手。。。という方でも最低限この端数ぐらいは交渉してみてはいかがでしょうか?
加えて、端数以上の値引きを交渉したい場合に有効なのが即決条件の提示です。
例えば、売値4,980万円の物件について、4,800万円に値引きしてくれるなら、直ぐに買付証書を提出して、手付金を払うと売主に申入れすれば、ケースバイケースではありますが、許諾してくれる可能性が上がります。
ズバリ値引き交渉は3月・6月・9月・12月が狙い目!
次に値引き交渉しやすい時期ですが、ズバリ言うと3月末、6月末、9月末、12月末の計4回です。
この4回に共通することは全て四半期末に当たることです。
では、なぜ四半期末は値引き交渉がしやすいのか?大きな理由としては以下の2点が考えられます。
①不動産仲介会社の営業マンの業績ノルマと歩合賞与算出期間の締日だから
②不動産会販売社の四半期業績期間の締日だから
まず①ですが、不動産仲介会社の営業マンの賞与はほとんどが歩合制になっています。
特に大手不動産仲介会社は四半期毎に賞与を算出しているケースが多いので、それぞれ3月末、6月末、9月末、12月末は、見込み客を期間中に契約すべく最後の追い込みに入ります。
このサイクルを値下げ交渉に上手く利用すればいいのです。
つまり、売却の依頼を受けている担当営業マンは、購入検討者が多少の値下げ交渉をしてきても、あの手この手を使って売主に値下げしてでも売却してくれるよう説得にかかります。
本来は不動産売却の依頼をしてくれた売主の利益を最大限に考えなければならない立場なのですが、残念ながら実態としては、営業マン自らのノルマ達成と賞与アップのために売買契約を先に優先してしまいます。
売主からすればとんだ迷惑な話です。
しかし、実態としてこの四半期末は売買契約ラッシュの時期でもあるのです。
逆に購入検討者はこれを利用して、希望の不動産を値引きして購入できるチャンスに変わるのです。
②の理由も考え方は①と一緒で、不動産会社の四半期決算の締日間近は、少しでも多くの売上を計上するため、多少の値引きは許容してくれるケースがあります。
不動産購入時に価格の値下げ交渉は必須!
この四半期末に値引き交渉するという方法は、新築・中古を問わず、戸建、マンション、土地、駐車場、アパートなどの投資用不動産など、ほとんどの不動産に通用します。
いかがだったでしょうか?
今回は不動産会社と営業マンの懐ろ事情を上手く活用した不動産値引き交渉術をご紹介しました。
値下げ交渉するだけなら誰でもタダで出来ます。
値下げできたら儲けものぐらいの気持ちでまずは交渉してみましょう。
もしかしたら、想定以上に満足のいく値段で不動産を購入出来るかもしれませんよ。